バカ飼い主だから敢えて言わせてもらおう。
小太郎はいい子なのだ。
繊細で人の気持ちを察する
とてもいい子なのだ。
飼い主が仕事でどうしようもなく
テンパっていると、ジャマをしてこない。
普段なら、
仕事の資料の上にどかっとすわり、
「動かんよ、絶対に」という覚悟を
目にやどらせじっと見上げてくる。
２分おきにあっちのドアを開けろ、
こっちの窓を開けろ、外を見たいから
玄関を開けて付き合えだのと
平気で言ってくる。
真夜中に「あお〜〜〜ん」と鳴き、
遊びを要求してくる。
いや、要求してきたと思ってこちらは
やっとこさベッドから這い出て猫じゃらしを
ふったりするのだが、それを小太郎は、
ソーシャルディスタンスを保って、
遠くから見つめるだけ。
じゃあ、何のために夜中の２時に起こしたん
だよ〜なんてことがしばしばなのだ。
そんな小太郎なのに、
実は、空気を読むことに長けている。
人間の言葉を話せないだけで、
その場の状況を、あるいは人間より
よく理解しているのかも知れない。
というわけで、器の小さい飼い主が
いっぱいいっぱいになって小太郎の相手を
する余裕がないとき、小太郎は不平ひとつ
言わず遊びたいのをがまんしているのだ。
あるいはこの動画のように、一人遊びを
しながら気を紛らわせているのだろう。
そう思うと愛おしくて、仕事が終わったら
お詫びも込めてたくさん遊ぼうとするのだが
そんな時に限って、小太郎は乗り気じゃない。
そうこうしているうちに、また飼い主が
忙しくなるというすれ違いの繰り返し。
なんとかならないものか。
note始めました。
