結婚を反対して、僕を感動したはずの人が。と、彼に疑問が。 し
かしまぎれもなく母親の顔だ。
兄姉が近郊にいるが、その兄姉が未だ顔を現さないのに、九州
にいるはずの、しかも、あれだけ、怒った顔で勘当と言い切られ
、にどと会えることはないであろうと思っていた、その母親が真っ
先に現れ、そしてちかづいて
返事を来、悲しげだが優しく「だいじょうぶネ
!」と問いかけてくれて初めて本物の母親だと理解した。 その瞬間
、彼の今にも切れんばかりになっていた感情の最後に残っていた
いっぽんの線が切れ、せき止められていた水を、放出する瞬間の
ように、涙という水になって止めどもなく零れ落ちた。 つづく
。