と、思いながら、その暗いひんやりとした空間のどこかへ、その

紋白蝶が消え去っていくまでを、ゆっくりと見送った。

 やがて、その姿は、視界から完全に消えて見えなくなったので

少し軋む雨戸を閉め、ガラス窓を閉め、カーテンを引いて、彼女

のそばに座っていた彼は、朝方に少しまどろんだのか、fyと目が

覚め、彼女も、目が覚めたんじゃないかなという錯覚を伴いなが

ら、なにげに彼女を見つめると、その枕元に、昨夜の、あの、紋

白蝶が昨夜留まったのと同じ場所に。。        つづく