見ている自分がいたのも面白い感覚の光景だった。  オキシドー

ルでの洗浄が終わると、次々と麻酔の注射をして、ボロボロになった

その傷口を縫合し始めた。 その縫うという手つきも、淡々と運ぶ。

麻酔をしているので痛みはないけれど、痛そうには見える。 それは

それですごいことである。 見ている目の前で、黙々とされているの

を自分の目で、じっと見据えているだから。  後で数えたら、縫い口

は、右手だけで二十二か所もあった。 それからすぐにレントゲンを

いろんな角度で撮り、そのまま入院。           つづく