まず、混んでる店がキライ。パチンコ店でも飲食店でも、ガラガラなほうが好き。
同じく並ぶのもキライ。仕事では徹夜だろうが何時間でも並ぶけど、プライベートではせいぜい15分が限度。もちろんパチンコ店でも飲食店でも同じ。
昨日、安っぽい感じのチャーハンゆうか、関西風に言えばヤキメシみたいのが急に食いたくなった。
いろいろ考えて餃子の王将に向かってみた。学生の頃は安くて学校の近くにあったので、時々行ってた。
しかしいつも混んでるので20年くらい全く行かなくなった。
2年ほど前に「餃子の王将芸人」やら「CR餃子の王将」でブレイクして、さらに行列が。
そういう極端なブームが来ると、いずれは潮が引くように一時的に人気が落ちる。
このところ店の前を通っても行列を見かけなくなってる感じなので、行ってみてもええかな?と。
という事で、店の前にバイクを停めてみたら…
レジのある待合イスから入り口まで、ものすごい行列が。
こんなん1時間くらい掛かりそうやのう。
こらアカンわ~、大失敗!と別の店に行こうと思ったら、大量のお客さんが一度に出てきた。
1グループの団体さんではなく、複数で別々の感じ。何やろか?
ようわからんけど、この感じならあまり並ばずに済むかも。
防寒着を脱ぎ脱ぎしながら様子を見てたら、また数組まとめて出てきた。
どうも入店の順番待ちではなく、レジに並ぶ順番で押すな押すなの競争になってる。この町内の人はイラチ揃いか?(笑)
防寒ジャンパーと防寒ズボンを脱いで、とりあえずわしも名前を書いて並ぶ。
わしの前には3組ほどなので数分で座れると見た。
さっそく空きテーブルが出て、先頭の客の名前が呼ばれる。
初老の夫婦やったけど、店員に何か問い合わせてる。
「すいません、さっき終わっちゃったんです…」
『えーっ!? それならもういいですっ。だったら帰ります!!』
本日限定メニューとかそういうのが品切れにでもなったんかな?と思ったら、その店員さんが大急ぎで貼り紙を書いて貼り出した。
[229円チケットは、予定数に達したため、配布は先ほど終了です]
どうやら、うるう年の2月29日はニンニクの日とやらで、次回使える229円分の割引券をくれるらしい。
それでドロドロに混んでた訳か。別の小さい貼り紙には[割引券のお渡しはレジ順とします]と走り書きも。
ちょうどわしが店に着いたタイミングで用意した割引券が残り少なくなり、その争奪でレジ前で並び合戦。
そこで会計済みの客が一気に退店。さらに前のほうで並んでいた大勢の客も、券がもらえないとわかって怒って帰ってしまった。
初老の夫婦は列の後ろだったので、直前まで知らずに並んでいたと。
たまたまわしが来たタイミングで券が終了したけど、今日は開店から長蛇の列だったようだ。
それにしても229円の割引券をもらうために、ギュウギュウ詰めの待合イスに1時間とは、ちょっと理解できん…。
じっと耐えて並んだ手間もフイにして、別の店へ移動して食べるんかのう…
ボーッと待ってるだけで229円が手に入ると考えたら悪くはないが、要するに時給229円。
時短中の1回転で1個増としても、50回転分あれば…
なんて考えてたらわしの順番がきた。座って注文さえすれば猛スピードで出てくるのは王将のええところ。
並びは5分、注文して3分、食べるのも10分ほどで済んだので良かったんやけど。
レジで会計をする時「すみません、先ほどチケットはなくなったんです、どうもすいません!本当にすいません!」とクドイくらい云われた。
金券がもらえないとわかると怒り出すモンスターオッサンにでも見えたんかのう…
『チケットとか知らずにたまたま来ただけやし、もし余っててもあまり欲しいとは思わんし、無理矢理くれたとしても多分捨ててしまうと思います。お気遣いだけありがたく頂戴しときます。』
…なんていうはずもなく、お釣りをもろて、そそくさと帰りました。
安くて早くてウマイけど、行くのはやっぱりガラガラの時だけにしとこう…。