名古屋はけっこうエライ事になってますが、わしの住んでる町は今のところ大丈夫です
それでも市内の半分くらいは避難指示・避難勧告が出ていて、対象は100万人ほど
昨日の稼動帰りがドシャ降りで大変やったから、今日と明日は休みにしました。
テレビを観てたら、線路と交差する大きな道路(道路が地下にもぐる交差)で水没したクルマが映ってたです。
普通の雨でも水がたまる場所やのに、何でそんなすり鉢状の池に突っ込んでいくのか!?
「立ち往生しているクルマが1台も見当たらなかった。だから大丈夫だと思った。」と、運転手がインタビューに答えてた。見るからに100%水没する深さやから誰も行かんのに…。
クルマは窓ガラスの位置まで完全に水没。そんな深さをクルマが走れる訳ありません…
東日本大震災でもクルマや家が流されてしまう痛ましい映像が繰り返し放映されてたけど、あのような悲惨な映像から学ばずに、クルマの性能や安全さを過信してる人がまだまだ多い。
クルマやバイクはどれくらいの深さで走れなくなるのか。
あくまで大きな水たまりや、道路の一部が川みたいになってる場合の一時的な目安やけど…
基本中の基本はマフラーの高さです。
マフラーに水が入るくらいで壊れたりはしませんが、水が入ってくると排気ガスが出られません。出口穴が無いトコロ天と同じです。物理的&強制的にエンストです。
マフラーが水中に隠れる深さの水を走ると、あっという間にエンジンが止まってもう動けなくなります!
軍隊や観光用の水陸両用車は全てマフラーが煙突みたいに改造されてます。クルマの屋根より高くパイプを伸ばせば大丈夫。昔の暴走族の竹ヤリみたいな感じ(笑)。
水と聞くと電気系統がヤバそうですが、設計上は極端に低い位置に重要な電装部品を配置しないので案外平気です。
それでもボンネットが隠れる深さやとアウトなので、その場合は高級車ほど危険。パワーウインドやミニバンの自動開閉ドア、チャイルドロックなど全て動かなくなるので注意せなあかんです。
話をマフラーに戻すけど、数秒なら水没してもアクセルを踏み続けて、勢いで排気ガスを出していれば多少は走れます。しかし道路が川みたいになってるところへ全速力で突進する人はおらんと思います。
エンジンで動く乗り物はクルマでもバイクでも同じなので、自分の乗ってるクルマのマフラーの高さを覚えておくとイザという時に助かります。
車種にもよるけど他のクルマのタイヤの半分が水に浸かってたら、限界寸前なので迂回しましょう!
津波や洪水級の災害ならともかく、過信や油断で何百万もするクルマをパーにするのはもったいないです…。