今でこそ右打ちゆうたら、
「勝利の証」みたいに持てはやされてるけどのう。
ウルトラセブンで「右打ちは玉がドバドバ出る」、
牙狼で「右打ちは連チャンが速い」、
世間ではそんなイメージが強くなってるんかな?
昔から権利物や一発台を好んで打ってたからか、
個人的にはあんまり特別な意識はない。
年齢の割にパチンコを打ち始めたのは遅かったので、
京楽の天国KISSです。
これが新台だった1993年当時はまだド素人でした。
初めての当たりは運良く「天使揃い♪」。
権利チャッカーに玉を入れて・・
そこからどうしてええのか知らなかったりして(笑)
当時は機種名・確率・遊び方・なんて一切の表示が無いし。
あるのは営業形態(店の持ち玉ルール)が書かれたオビだけ。
周りの客のマネをするなり、訊いて尋ねようにも、
シマにはわしだけ。
しばらく固まったけど、遠くから鋭い視線を感じていた。
視線の正体はパンチパーマの店員。
この頃は打たんと手を離してるだけで怒られたしのう。
ハンドルだけは握って打ち出しはしてたです。
通常ストロークやけど。(笑)
しびれを切らしたのか、パンチパーマが突進してきた!
『右で打たんかいっ!コラ』
ホンマは「右へ打て!」言われたんやけど、
わしにはそう聞こえたのだ・・
「ちゃんと右手で打ってますよ・・」
アホ丸出し発言なわし・・。
『こうやってやるんだよっっ!』
わしの右手ごと鷲掴みにして、「グィ~ッ!!」。
この頃の店員さんは威厳があって良かったのう。
理由も無くビクビクしながら打つ雰囲気が好きやった♪
この頃の右打ちといえば、
どこの店にも居た、ジュースおやじ・タバコおやじ。
床に落ちてる玉を2~3個集めて・・
権利物のシマでおもむろに釘を選んでるフリして右打ち開始。
回転体が10時を過ぎたくらいに1発打ち出し。
玉が乗ったら7個戻しやから上手く行けば純増6個。
それを黙々と繰り返し、元手0円でジュースやタバコに換える。
たまに何時間もかけて1箱作る奴も居てたけど、
そこまでド厚かましいと天罰が下る。
店も玉増やし中は見てみぬフリをして、
流す時に「不正な打ち方」ゆう事で没収・・。
右打ち損のくたびれ儲け♪ですな。