先週末は、「反格差デモ」が東京でもありましたね。
反格差デモ、世界に拡大…ローマでは一部暴徒化
東京のそれは主張もバラバラ。。。という感じの報道でしたが、 ローマでの暴徒化した映像をみたり、 1か月も続くアメリカのデモなどは マグマが蓄積されているようで、偶然が重なり暴発しないかと 末恐ろしささえ感じています。
世界史で勉強した 第1次、第2次と続いた大戦も群衆の鬱積した不満、政治的行動要求が 引き金になっていたように記憶しています。
「アラブの春」「ジャスミン革命」といった民衆が起こしたデモ→革命は きっと他人事ではないでしょう。 イギリスの暴動もしかり、緊張が続くシリア情勢もしかり、 そしてアメリカのデモも爆発する危険性をはらんでいます。
先日、年金が68~70歳に引き上げか?!と、しれぇ~とアドバルーンが 打ち上げられました。
これらを決めている人たちは、所謂「逃げ切り世代」。 一方で、20代、30代は問題意識はあるのでしょうが 実際に選挙の投票率はずっと低いまま。 ここまで好き放題にやられても「政治的無関心」を貫けるのか。。。 いつの間にか、日本でも格差が確実に広がっている。
格差云々よりも、 このような活力を失っていく社会、社会システムの中で
「勝負できない」「チャレンジできない」環境が
蔓延していくことが怖い。 これは個人、いや企業の力ではどうしようもできない。日本でも、社会的矛盾に怒りの声をあげ、行動する人々が 出てきてもおかしくないだろう、と思う今日この頃。
さて、今読んでる本(再読)。
この本は、「格差」どころの話じゃないです。
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●1日1ドル以下で生活している人
→ 12億人 (約5人に一人)
●1日2ドル以下で生活している人
→ 30億人 (約2人に一人!)
●読み書きができない成人
→ 8億4000万人 (約8人に一人)
●医者の割合
→ 先進国 350人につき一人
発展途上国 60,000人に一人
テレビで取り上げられるような
"お涙ちょうだい"的なものではなく、
世界で起こっている貧困の現実が赤裸々に。
彼らの生きるための姿が痛々しい。