「徳」を広めよう!!日本の民族性は特別だ | ANDO YOSHIMI MEDIA BLOG

ANDO YOSHIMI MEDIA BLOG

あんどうよしみのOFFICIALブログ

「徳」を広めよう!

日本の本来の民族性はすごく特別。




ある仕事(青少年を守る会)の打ち合わせで、若者たちの未来を案じる知人が哀しそうにぼやきました。
「最近の若者たち、『徳』と『得』の区別がよく分かっていないようだ。

中には、徳と得は同じように使う子も少なくない」と。

皆さん、そうですか?



確認のため、チームは5グループに年代分けて調査に乗りました。
Aグループ若者層。Bグループ中年層。Cグループ壮年層。

Jグループジュニア。Sグループシニア。

まだ、調査中ではあるが、面白いことを発見した。


若者たちは、「徳」のことがよくわからない、そう言いながらも真剣に逆問してくる者が意外に多かった。一見不良そうに見える子でもだ。
つまり、「徳」についての関心や興味が非常に高いことに私は驚いた。
素晴らしい現象だ。これは日本の民族性の高さを意味する。


一般的に、「得」というと、損得の勘定、これをイメージされることが多い。

全世代で、「得する」の意味を聞くと、<物や金の儲けをとる>と答える者が圧倒的に多かった。

単純に数字に例えて言えば、5千円で買った株を1万円で売れば、5千円を儲けたことになり、これが「得する」ことである。

※しかし、「得する」ことは、何も物質や金のことだけではない。



「徳」というと、まったく分からないと答えた人はさて置き、
よく分からないと答えた人でも、感覚で、<損得の勘定ではない>、これだけは漠然と頭でわかるという。
目にみえない現象なのでとらえにくい、だから、「徳とは何か?」と聞かれると、

自信なさげに答える人が多かった。



日本の最近の若者、学校ぎらいで、授業を受けてもろくに聞いてない。

塾に行き学業を励むのは将来に「得する」ことがあると言う。

では「何を得したいの? 」と聞くと、暮らしのための豊かな物質やお金だと言う。

では「物質やお金が沢山あれば何でも欲しいものが手に入るの?」と聞くと、

「そんなわけないだろう」と怒られた。

中には、「おれの家、金持ちだけど、問題は山積みだ」と言った子もいた。

そう言ったそばから、「私の家、仮面家族です」と言いだした子もいた。

あどけない顔でそう言う子たちだが、「徳」の話をすると、食いついてきた。

いつのまにか私は囲まれて、街角で一時間も話し込んだ。



感性がいいんだね。日本の若者たち。


あんどうよしみ