今年11月の改正都市計画法施行を前に、各地で郊外大型店の駆け込み着工が相次いでいます。改正都市計画法では「商業地域」「近隣商業地域」「準工業地域」を除く用途地域では原則的に1万平米以上の店舗が出店出来なくなります。また、自治体独自で郊外出店を規制する動きがあり、西部の浜松市では県内初の規制条例(場合によっては5平米以下の店舗も規制される非常に厳しい内容)が制定される見通しとなっています。こうした流れの中で流通各社の間では改正前に出店しておこうという動きが過熱しているのです。
お隣富士市でも国道一号線沿いの旭化成社有地にイオン富士南ショッピングセンター(仮称)の建設が進んでいます。企業が持つ遊休地や工場跡地をショッピングセンター(以下SC)に転換する動きは全国で活発であり、県内でも浜松市内や沼津市周辺でこういう事例が多くなっています。富士市は約24万の人口を擁する比較的大きな都市ですが、市内にある大型店は現在のところ富士駅前のイトーヨーカドーくらいしかないので、イオンとしても非常に魅力あるマーケットと判断したのでしょう。
そこで問題になるのが静岡市内の商業施設への影響です。富士市は県内最大の静岡商圏(商圏人口160万人)の中に組み込まれており、静岡市内のお店にとっていわば「大事なお客様」であります。その富士市にショッピングセンターが出来てしまったら静岡市に買い物客は減ってしまうのでしょうか。
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