美術家、版画家の篠田桃紅さんをご存知ですか？

作品も生き方も美しい方でした。

ずっと現役

ひらめきのもと、、、と言うことが大変おこがましいことですが、

素晴らしいと分かっていても、やはり素晴らしいと言うしかない１冊でした。

篠田さんを知ったのはいつ頃か、、、？

多分、ここ１０年くらいです。

今春、１０７歳でお亡くなりになりました。

もっと早く知ってその現役のお姿を拝見したかったな〜と思っています。

初めてそのお姿を拝見したのは、テレビの特集でした。

１００歳を超えられてもお着物で筆を持ち、

大きな真っ白い紙に向かうお姿。

凛として、しっかりとした背筋と眼が印象的でした。

本当にオーラがあるとはこういうことなんだろうなと思いました。

テレビ越しでも伝わってくる気迫と美しさ。

墨絵が特に好きで、空間と線が本当に力強くも美しいのです。

時間が経つのを忘れて観ていました。

生涯現役で製作活動をされていたことにも感銘を受けます。

自然体で現役で居られること自体天性のものだと突きつけられた映像でした。

その言葉も美しい

篠田さんに関するたくさんの書籍が発表がされていますが、

この本のデザインが好きで手に取っていました。

帯の言葉が心に刺さります。

ラクで間違いなくやれることで

あんまり面白いことはない　ー

そうだよね。

近道はないよね。

日々精進。

色々なことが脳裏をよぎります。

この言葉にハッとされる方も多いのではないでしょうか。

色々な受講をしたり、講師をさせていただいたりすると感じることがあります。

ラクで簡単な方法、

良いとこ取りだけ、

とりあえずここだけ知りたい、

そのようなことをお話しされる参加者の方がとっても多いということ。

「デザイナー」「考案者」「発案者」「作家」「講師」、、、

自らから生み出すものでお仕事をされている方がいらっしゃいますが、

そのような方々はその「ラク」をしていないと言うことを知って頂きたいです。

「デザイナーになりたいからデザインする」のではなく、

「デザイン」が自然と生み出せるから「デザイナー」で在ることができるのです。

このようなお話はアンドットセオリーでもたくさんお話しをさせて頂いています。

お話をする度に、自分にも言い聞かせているところもあります。

こんなに短い文章で心に刺さる、、、なかなかないことです。

言葉の美しさも、その人の成りだと感じる今日この頃です。

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音声sns、クラブハウス、オンラインレッスン等が普及して、

「言葉」「話し方」についてとても考えさせてれます。

声だけで相手に自分を伝える。

話している本人は自分のことを分かっていないことがたくさんあります。

自分の声の質、スピード、抑揚、雰囲気、、、

相手にどう伝わっているのか。

数名の方から、私の話し方が心地よくて、、、とメッセージをいただきました。

低音ボイスです。

セミナーではその「言葉」使いもとても気を付けています。

いわゆる美しくない（汚い、、、汚いとも言いたくない）言葉は使わないこと。

話し方、言葉のチョイスはその人を体現しますね。

話し方講座を受けようかしら？？？笑　と思うほどです。

今日も、素敵な１日をお過ごしくださいませ。

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ひらめきのもと 【書籍編】篠田桃紅さん

ひらめきのもと　【書籍編】篠田桃紅さん