なんでスニーカーなの? | &dot.というダンスカンパニーのBlog

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コンテンポラリーダンスカンパニー&dot.です。
5月に旗揚げ公演を予定してます!

一応&dot.主宰の清水美紗都です。
誰も私のメンバー紹介文を書く気がないようです(ー ー;)
自分で書くのも何なので、今回の公演について書いてみようと思います。

今回のチラシをお渡しした時に一番いただく質問は「なんでスニーカーなの?」です。

私は普段の生活でもかなりスニーカー好きですが、今回スニーカーを作品のテーマにしようと思ったのはスニーカーの社会の中での位置づけが非常に面白いと感じたからです。
スニーカーの語源は 'sneak' 英語で「忍びよる」からきています。ゴム底が足音を吸収して、後ろから忍び寄られても分からないというところからきたそうです。

ご存知の通り、スニーカーはスポーツの為に開発され、憧れのスポーツ選手を真似た人々がファッションに取り入れていきます。

スニーカーマニアは靴が部屋から溢れて、スニーカー収納の為に部屋を借りたり、世界中どこまでも限定版のスニーカーを求めて飛び回ったり…過去には、限定版スニーカーを巡り暴動が起き、逮捕者が出たことも。

スニーカーファッションはスケートボードやヒップホップといったストリートカルチャーのイメージが強かったが、スティーブ・ジョブズをはじめとした、CEO、政治家、重鎮まで、いわゆるハイカルチャーの人々がファッションに取り入れはじめてから位置付けが変わってきました。

近年ではレディースファッションでの空前のスニーカーブームなど、ごく自然に人々はスニーカーを履いています。

私は、スニーカーは「ストリートカルチャーとハイカルチャーの区切りの曖昧化」の代表格だと思っています。現代社会では、プロとアマチュア、古典と前衛など以前ははっきりと分かれていた区切りがかなり曖昧になってきているように感じます。私たちのコンテンポラリーダンスというジャンルも定義を持たず、かなり曖昧なジャンルです。若干の飛躍はありますが、私の脳内ではスニーカー文化とコンテンポラリーダンスはどこか似ているところを感じたのです。

スニーカーでダンスといえばストリートダンスですが、今回の「スニーカーのための5つの前奏曲」は"スニーカーとダンス"しています。RFWのスニーカー達は出演者の一部。必ずしも履いているとは限りません。

かなり真剣に語ってしまいましたが、本編ではこれらのスニーカー文化論と靴をテーマにしている童話などをミックスしています。
音楽も実はかなりのこだわりが!

まだまだチケットございます!
ぜひぜひ皆さまお誘い合わせの上、下記メールアドレスまでご連絡ください(^ ^)



&dot.旗揚げ公演『スニーカーのための5つの前奏曲』
5月21日(土)
15:00~/19:00~
@神楽坂セッションハウス

演出・振付・出演: 清水美紗都
出演: 肥沼勇人、下西春奈、松井翔子、松隈加奈子
美術: 辻ルイ子
スニーカー提供: RFW

前売: 一般2500円、学生2000円
当日:3000円

チケットご予約: andot.dance@gmail.com