【新惑星シャモ・その2】
尻尾の生えた赤ん坊が新惑星シャモに現れてから10数年が経った。
バンゴハンと名付けられたその赤ん坊はスクスクと成長し、4歳を迎えるとシャモ星人たちの食糧確保のための狩りに参加し始めた。戦闘民族サイヤ人の血がそうさせるのか、バンゴハンは非力なシャモ星人たちをあっという間に追い抜き、狩りの先頭を走るようになっていた。

バンゴハン「コケコ、クック、次の獲物を見つけるまで競争しようぜ!」
コケコ「おい、待てよ!」
クック「勝てるわけねーっしょ…」
バンゴハンが成長し強くなるに従い、シャモ星人たちが狩りで手に入れられる獲物も大きくなっていった。バンゴハンが4歳の頃はまだまだ中型の草食動物がやっとだったが、近頃はこの新惑星シャモ最大の生物である肉食恐竜まで仕留められるようになっていた。
他にも、建築・農耕・開拓…狩りだけに止まらずシャモ星人の持ち得ないパワーを備えたバンゴハンは、シャモ星人の中においてなくてはならない存在になっていた。バンゴハンのお陰でシャモ星人たちの生活は昔と比べはるかに豊かになったのである。
そして、バンゴハンは暇があるとシャモ星人の長であるシャモに昔出会ったサイヤ人たちの話を聞きに行った。彼らがどのように自らを鍛えどのように戦っていたか興味があったのである。そして聞いた話を参考にして更なるトレーニングに励んだ。
しかし、強さを追い求めるバンゴハンの気持ちとは裏腹に、バンゴハンはすでにこの新惑星シャモ最大の生物である肉食恐竜までをも寄せ付けない強さを身に付けていたので、幼児期とは違いフルパワーで戦うような事もなくなっていた。本当は1人で倒せる肉食恐竜をシャモ星人のみんなと一緒に追い込み、狩る。そして狩りは殺戮とは違う。シャモ星人が生きるために必要な分の生物は狩るが、それを継続するためには獲物を絶滅させるわけにはいかないのである。そう考えると、肉食恐竜を相手に力試しをして片っ端から殺すわけにも行かない。
バンゴハンは、そうして知らず知らずのうちにフラストレーションを溜め込んでいた。
そんなある日のこと。

バンゴハンが赤ん坊の時に乗ってきた1人用の宇宙ポッドと同じ物が3つ、新惑星シャモに落下した。
今回は落下した位置がシャモ星人たちの集落から遠く離れた土地だったため、その事に気が付く者はいなかった。
宇宙ポッドに乗ってやって来たのは、再結成されたフリーザ軍の一味であるコロネとワッサンとロンパンだった。

ワッサン「宇宙から見た不気味さとは違って、緑の多いイイ星じゃねえか」
ロンパン「戦闘力の反応はあるのか、コロネ」
コロネ「ここからかなり離れた場所に人が集まってるネ。村か町があるかモ」
宇宙の巨悪フリーザが地球のドラゴンボールでよみがえり孫悟空に復讐するための激しいトレーニングを積んでいる現在、フリーザ軍では宇宙中の悪人を集めていた。このコロネ・ワッサン・ロンパンの3人もその召集に応えてフリーザの元へ集ったのだが、地球への侵攻はフリーザがトレーニングを終える数ヶ月後ということもあり、一旦ちょっと遠出して他の惑星を侵略することにしたのである。
フリーザ軍の標準装備である生体パワーを感知するスカウターは、爆発的に増えたフリーザ軍の人員すべてに行き渡っていない状態だった。しかし「気弾の魔術師」と呼ばれるコロネは、遠く離れた場所の生体エネルギーも自力で感知することが出来る。コロネは生体パワーレーダーを発揮してすぐにシャモ星人の集落の位置をキャッチしたのである。
ロンパン「それにしても、この地形はなんなんだ?」

3人の宇宙ポッドが落下したすぐ近くに、ジャングルを突然真っ二つに割るような巨大な溝があった。それは干上がった川のようにも見えたが、溝の先の方ではポッカリと抉られた山の残骸があった。
ワッサン「自然にこういう地形になったんじゃねえのか?」
ロンパン「自然になるものかな…こんな風に」
コロネ「巨大なエネルギー波が通った跡みたいにも見えるネ」
ワッサン「まさか!俺達のうち誰もこんな芸当出来やしねえぜ。こんな星にどんなバケモノが棲んでるっていうんだ」
コロネ「そんな巨大な戦闘力は感じないネ…」
ワッサン「だろ?隕石かなんかの仕業じゃねえのか」
ロンパン「隕石が地面を這うように飛んだのか?ありえん」
ワッサン「だから気にしすぎだってんだよ!サッサと先住民どもを脅かしに行こうぜ!」
ロンパン「そうだな…色んな星がある」
コロネ「反応はちょうどこの溝のずーっと先ネ」
ロンパンだけはそれを聞いて何か嫌な予感がしていたが「引き返そう」とは言い出せず、2人と共に戦闘力の反応があるポイントへ向かった。
(つづく)
【デッキ紹介】
「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」デッキ

・H8-01孫悟空「鉄の意志」
・HG9-03孫悟飯:少年期「鉄壁ガードユニット」
・HJ1-04トランクス:青年期「鉄壁ガードユニット」
・HJ5-04ベジータ「危険察知」
・HJ7-05ピッコロ「危険察知」
ブロリーが初登場、いやシャモ星人が初登場した劇場版ドラゴンボールZの再現デッキです。孫悟空が打たれても打たれても打たれても…まだ闘える!みたいな感じを目指します。
まず「鉄の意志」で気絶しない孫悟空はずーっとアタックエリアに出しっぱなしです。これは絶対。
そして、1ラウンド目にヒーローエナジーを3個稼いで、2ラウンド目に孫悟飯:少年期かトランクス:青年期の「鉄壁ガードユニット」を発動します。2ラウンド目もヒーローエナジーは3個以上稼いで下さい。
3ラウンド目は2ラウンド目に発動しなかった方のキャラクターの「鉄壁ガードユニット」を発動します。バッジのガードボーナス次第ですが、これで孫悟空のガードは倍の更に倍で1万以上になっているでしょう。他のメンバーのガードも1万近く行くんじゃないでしょうか。
それに加えて、HPが半減しているとベジータ&ピッコロの「危険察知」がダブルで発動し被ダメージは半減の更に半減。防御力に特化したデッキになります。
与えるダメージの方は、トランクス:青年期と孫悟飯:少年期のスパーキングやベジータの勝利宣言ロックオンでがんばりましょう。
ウルトラクリア条件に「ファイナルラウンドまで闘い判定に持ち込み勝て!」とかあればこのデッキでイケるんですが…(笑)。逆に勝利宣言ロックオンみたいにガードやダメージ軽減率が通用しない相手にはヨワいですね(笑)。
それでは、また次回。
尻尾の生えた赤ん坊が新惑星シャモに現れてから10数年が経った。
バンゴハンと名付けられたその赤ん坊はスクスクと成長し、4歳を迎えるとシャモ星人たちの食糧確保のための狩りに参加し始めた。戦闘民族サイヤ人の血がそうさせるのか、バンゴハンは非力なシャモ星人たちをあっという間に追い抜き、狩りの先頭を走るようになっていた。

バンゴハン「コケコ、クック、次の獲物を見つけるまで競争しようぜ!」
コケコ「おい、待てよ!」
クック「勝てるわけねーっしょ…」
バンゴハンが成長し強くなるに従い、シャモ星人たちが狩りで手に入れられる獲物も大きくなっていった。バンゴハンが4歳の頃はまだまだ中型の草食動物がやっとだったが、近頃はこの新惑星シャモ最大の生物である肉食恐竜まで仕留められるようになっていた。
他にも、建築・農耕・開拓…狩りだけに止まらずシャモ星人の持ち得ないパワーを備えたバンゴハンは、シャモ星人の中においてなくてはならない存在になっていた。バンゴハンのお陰でシャモ星人たちの生活は昔と比べはるかに豊かになったのである。
そして、バンゴハンは暇があるとシャモ星人の長であるシャモに昔出会ったサイヤ人たちの話を聞きに行った。彼らがどのように自らを鍛えどのように戦っていたか興味があったのである。そして聞いた話を参考にして更なるトレーニングに励んだ。
しかし、強さを追い求めるバンゴハンの気持ちとは裏腹に、バンゴハンはすでにこの新惑星シャモ最大の生物である肉食恐竜までをも寄せ付けない強さを身に付けていたので、幼児期とは違いフルパワーで戦うような事もなくなっていた。本当は1人で倒せる肉食恐竜をシャモ星人のみんなと一緒に追い込み、狩る。そして狩りは殺戮とは違う。シャモ星人が生きるために必要な分の生物は狩るが、それを継続するためには獲物を絶滅させるわけにはいかないのである。そう考えると、肉食恐竜を相手に力試しをして片っ端から殺すわけにも行かない。
バンゴハンは、そうして知らず知らずのうちにフラストレーションを溜め込んでいた。
そんなある日のこと。

バンゴハンが赤ん坊の時に乗ってきた1人用の宇宙ポッドと同じ物が3つ、新惑星シャモに落下した。
今回は落下した位置がシャモ星人たちの集落から遠く離れた土地だったため、その事に気が付く者はいなかった。
宇宙ポッドに乗ってやって来たのは、再結成されたフリーザ軍の一味であるコロネとワッサンとロンパンだった。

ワッサン「宇宙から見た不気味さとは違って、緑の多いイイ星じゃねえか」
ロンパン「戦闘力の反応はあるのか、コロネ」
コロネ「ここからかなり離れた場所に人が集まってるネ。村か町があるかモ」
宇宙の巨悪フリーザが地球のドラゴンボールでよみがえり孫悟空に復讐するための激しいトレーニングを積んでいる現在、フリーザ軍では宇宙中の悪人を集めていた。このコロネ・ワッサン・ロンパンの3人もその召集に応えてフリーザの元へ集ったのだが、地球への侵攻はフリーザがトレーニングを終える数ヶ月後ということもあり、一旦ちょっと遠出して他の惑星を侵略することにしたのである。
フリーザ軍の標準装備である生体パワーを感知するスカウターは、爆発的に増えたフリーザ軍の人員すべてに行き渡っていない状態だった。しかし「気弾の魔術師」と呼ばれるコロネは、遠く離れた場所の生体エネルギーも自力で感知することが出来る。コロネは生体パワーレーダーを発揮してすぐにシャモ星人の集落の位置をキャッチしたのである。
ロンパン「それにしても、この地形はなんなんだ?」

3人の宇宙ポッドが落下したすぐ近くに、ジャングルを突然真っ二つに割るような巨大な溝があった。それは干上がった川のようにも見えたが、溝の先の方ではポッカリと抉られた山の残骸があった。
ワッサン「自然にこういう地形になったんじゃねえのか?」
ロンパン「自然になるものかな…こんな風に」
コロネ「巨大なエネルギー波が通った跡みたいにも見えるネ」
ワッサン「まさか!俺達のうち誰もこんな芸当出来やしねえぜ。こんな星にどんなバケモノが棲んでるっていうんだ」
コロネ「そんな巨大な戦闘力は感じないネ…」
ワッサン「だろ?隕石かなんかの仕業じゃねえのか」
ロンパン「隕石が地面を這うように飛んだのか?ありえん」
ワッサン「だから気にしすぎだってんだよ!サッサと先住民どもを脅かしに行こうぜ!」
ロンパン「そうだな…色んな星がある」
コロネ「反応はちょうどこの溝のずーっと先ネ」
ロンパンだけはそれを聞いて何か嫌な予感がしていたが「引き返そう」とは言い出せず、2人と共に戦闘力の反応があるポイントへ向かった。
(つづく)
【デッキ紹介】
「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」デッキ

・H8-01孫悟空「鉄の意志」
・HG9-03孫悟飯:少年期「鉄壁ガードユニット」
・HJ1-04トランクス:青年期「鉄壁ガードユニット」
・HJ5-04ベジータ「危険察知」
・HJ7-05ピッコロ「危険察知」
ブロリーが初登場、いやシャモ星人が初登場した劇場版ドラゴンボールZの再現デッキです。孫悟空が打たれても打たれても打たれても…まだ闘える!みたいな感じを目指します。
まず「鉄の意志」で気絶しない孫悟空はずーっとアタックエリアに出しっぱなしです。これは絶対。
そして、1ラウンド目にヒーローエナジーを3個稼いで、2ラウンド目に孫悟飯:少年期かトランクス:青年期の「鉄壁ガードユニット」を発動します。2ラウンド目もヒーローエナジーは3個以上稼いで下さい。
3ラウンド目は2ラウンド目に発動しなかった方のキャラクターの「鉄壁ガードユニット」を発動します。バッジのガードボーナス次第ですが、これで孫悟空のガードは倍の更に倍で1万以上になっているでしょう。他のメンバーのガードも1万近く行くんじゃないでしょうか。
それに加えて、HPが半減しているとベジータ&ピッコロの「危険察知」がダブルで発動し被ダメージは半減の更に半減。防御力に特化したデッキになります。
与えるダメージの方は、トランクス:青年期と孫悟飯:少年期のスパーキングやベジータの勝利宣言ロックオンでがんばりましょう。
ウルトラクリア条件に「ファイナルラウンドまで闘い判定に持ち込み勝て!」とかあればこのデッキでイケるんですが…(笑)。逆に勝利宣言ロックオンみたいにガードやダメージ軽減率が通用しない相手にはヨワいですね(笑)。
それでは、また次回。