くまきりあさ美「クワガタは語られるものにあらず」… | もずくスープね

くまきりあさ美「クワガタは語られるものにあらず」…

一昨日、6月6日(火)、残業が長引いた為に深夜帰宅、すぐさまテレビをつけると、テレビ朝日でちょうど『アドレな!ガレッジ』が始まったところだった。何とはなしに眺めていると、今回のタイトルは「くまきり『アドレな!』卒業!新アシスタントオーディション!」。

番組レギュラーのくまきりあさ美が、何かのドラマに主演することになり、女優に専念すべく、今回限りで『アドレな!』を卒業するのだという。そこで、急遽、若手グラビアアイドルたちを集めて、くまきりの後任を選ぼうという企画。というわけで、総勢8名が、それぞれの得意技を披露して競い合うことになったのだが、ガレッジセールやブラックマヨネーズらが大喜びしながら審査を進めてゆくのに対して、くまきりだけは非常に不機嫌そうな眼差しで若手たちを眺め、しかも、いちいち口出しをするのだった。

たとえば、或るアイドルがサッカーボールを自らの巨乳でトラップしてみせる。すると、なぜか、くまきりもこれに対抗して、自分の胸(彼女もそれなりに巨乳であるのだが)で大きな風船を割ってみせ、「これができるか」と若手アイドルに迫る。また、体の柔らかさを見せつけるアイドルがでてくると、今度はくまきりがカリビアンな衣裳に着替えて対抗、謎のリンボーダンスを超バカっぽく踊って見せる。“エアギター”が自慢だというアイドルに対しても、くまきりはビキニに着替えて意味不明の“エア熱湯風呂”を文字通り“熱演”してみせるといったアンバイ。

やがて、“昆虫好き”のアイドル、大網亜矢乃が登場、クワガタムシについてマニアックな知識を語り始めるのだが、ここで再び、くまきりが口をはさむのである。「クワガタって…語るもの?」…ならば、どうするものなのか、という空気が流れ始めると、彼女、スタッフに本物の生きたクワガタを持ってこさせる。それを掴み上げるや、「ゴリさん、やって」とゴリに渡す。「真ん中で」と注文。ゴリは「じゃ、いきます。鼻の真ん中でいいんだね?」と確認しながら、まるで電源プラグをコンセントに差し込むような手際良さで、クワガタの両刃を、くまきりの左右の鼻の穴にうまくヒュッと差し込み、手を離す。途端、クワガタはくまきりの鼻の中央をきつくギュッと挟む。

「痛たたたたたたたたたたたたた!!!!」

鼻輪をぶら下げたような状態でクワガタに鼻穴を挟まれつつ、くまきり、あまりの痛みに絶叫し、もがく。痛たたたたたたたたた!!!!

……こ、こ、これは見事過ぎる! かくも、くだらない絵がかつてあったろうか。“崖っぷちアイドル”くまきりの心意気、ここに極まれり、といった世紀の大爆笑シーンである。 ……で、

「ほら」とくまきりあさ美は、涙目になりながらも勝ち誇るのだった、「大網さん。クワガタは語るものじゃなくて、挟まれるの」と。可笑しい~~~~~。その後も、同番組内で彼女は、いろいろな過激なバカバカしさで若手アイドルたちと張り合った挙句、若手にはとても「アドレな!」をまかせるわけにはゆかない、との理由で、ドラマ主演は断り、番組卒業を撤回すると宣言するのだった。左様、もちろん、これは最初からそういう筋書きが仕組まれた「やらせセミドキュメンタリー」だったわけである。素敵じゃないか。

※この時の模様は、その後、下記などで閲覧ができるようになった。
http://av.blog123.fc2.com/blog-entry-73.html

とにもかくにも、自らの鼻をクワガタに挟ませたくまきりは、圧巻であった。上島竜兵や出川哲朗あたりしかやらないであろう禁断の領域に踏み込んだ彼女。なんという神々しさ。なんという輝かしさ。これによって、くまきりは何かの頂点に立ったことは確かである。その何かが何なのかは何ともわからない。そして、なにがしかの賞を、くまきりは授与されるべきだと思われてならないのだが、そのなにがしかが何なのかも、もちろん言い表すことは不可能である。ただ、その言及不可能性に対して、人は“愛”を注がずにはいられなくなる。


くまきりあさ美