昨夜はいつも通り夫とベッドに入った。


いつも通り腕枕をして

いつも通りおやすみのキスをした。


その後がいつもと違った。


少し苦しいくらいに夫が私を抱きしめたのだ。

嬉しかったけど少し苦しかった。

少し苦しかったけど嬉しかった。


抱きしめられたまま眠るには少し暑かった。


「暑いね」と言って夫は寝返りを打ち

それとなく腕を放した。


微妙に感じた夫の変化だった。



土曜日の22:50に帰宅した夫は

「ただいま」の後にそういった。


私は

「強くなんかないよ。別れたくないから必死に堪えてるだけ」

そう告げた。


ご飯を食べるというので

ぶり大根を温め直した。

ご飯はまだ炊けていなかった。


「ご飯、あと8分だから待っててね。」


ご飯が炊けて食卓に並べた

「炊き立てのご飯なんて久しぶりなんじゃない?

よかったねw」


ぶり大根を食べて夫は

「うまい!」と言った。

「まともなメシを食ってなかったからな」と

独り言を言っていた。


食事の支度はいつだってしてある。

それを食べないのは夫が帰宅していないだけ。


もう無断外泊なんてしないで欲しい。

でも、それを言うと夫はむきになって

意地を張ってるかのように無断外泊を続ける事はわかっている。


だからあえて何も言わないだけ。


いつか止めてくれる日を

黙ってじっと待ってるだけ。



20日に帰ってくる、帰って来ないで

電話で言い合いになった。


私は

「帰って来ないなら会社に報告して

その後、会社から飛び降りて死ぬ」と言った。


夫は

「そんな事したらお前にこそ危害がないにしろ

おまえの家族に俺が何もしないと思うのか?」と言った。


私には中3の娘がいる

まっさきに頭に浮かんだのが娘に何かされるのではないか

という恐怖だった。


それ以来、私は娘に何かされるのが怖くて

何も言えずに生活をしている。