
観てきました。
※ネタバレ注意※
お芝居は想像していたより、“大恋愛物”ではなかったな…。宝塚でよく上演されるフランス革命の時代なので、ところどころでどこかで見たような…既視感に襲われ(笑)、最後に至っては、ギロチンの身代わりとくれば、「二都物語」、二人一緒に死ぬことを是とする姿は「王家…」かと(笑)。
そのきらびやかな宮廷服姿でてっきり貴族かと思ったら、アンドレアは貴族ではないのですね。なので革命以後の立場がなんともわかりにくい。貴族ではないなら、特に現政権に批判的でなければ捕えられることもなかったのかな。「高潔な…」と謳われる雰囲気はありましたが、やはりらんとむのイメージからするとみりおの演った闘士の方が似合う気がしました。登場の高貴な衣装が(鬘も…)似合っていないのが何とも…。
蘭ちゃんも高貴な人が似合わないのね(^_^;)。それ以外は文句のない出来でした。出会いはもっと高慢な感じが見えた方が後半に変わっていくという流れがわかりやすい気がしました。歌は本人比でかなりうまくなっていました。
花組大劇場デビューのみりお。身綺麗なので下僕だと気づくのに時間がかかりました(笑)。冒頭では3人で舞台上にいても、らんとむ、蘭ちゃんとは異空間な感じです。3人それぞれの心情を歌う歌は(柴田作品によくある)好きでした。“革命の闘士”なんて役はどうしたってかっこいいに決まっていますね(笑)。決起するような場面より、恐怖政治への迷いやマッダレーナへの思いで悩める姿が印象的でした。歌声に憂いがあって良かったです。蘭ちゃんとの絡みには妙な安心感がありました。2人は非常に似合っていました。
アンドレアの“親友”のパンジュ侯爵のだいもん。恐怖政治を生き延びた老いた侯爵がアンドレアの残した詩を手に“彼”を語りだすところから物語は始まります。「オーシャンズ11」で一気に上がってきただいもんがみりおを迎えた花組でどうなるかと思いましたが、非常に重要な役で最後は銀橋で大ナンバーを歌うという任まで負っていました。素晴らしい歌声で聞き惚れました。
この作品で退団するみー。どこか迷いのあるみりおの対極にいる完全なるジャコバン党員。体制に批判的なアンドレアを始末しなくてはと言い放つ人物。ソロはスカピンを思い出させるイントロでみーがショーブランを演ったらどうなるかなとちょっと思いました。
この作品は主要な役以外でもソロをもらっている人がたくさんいました。ユディット役とイデア・ド・レグリエ役が印象的でした。ただ、ユディットの歌詞は好きではないけれど(^_^;)。
ショーは楽しかったです。一番活躍していたのは蘭ちゃんではないかしら?バラエティに富んだ場面にあらゆる種類のダンスと見どころがいっぱいでした。特に旅人みりおを翻弄する幻やちょっとコミカルな野球の場面が良かったです。ちょっと変わったデュエットはヤンさんの振り付けだったんですね。これも良かったです(^ ^)。役替わりと大々的に宣伝しているらんとむと若手男役とのデュエットは(今日はあきら)期待外れでした。もう少し、女役が似合う人の方がいいかな(^_^;)…。
