観てきました。

とてもいいお話でした。初演も観ていますが、大劇場、東宝に比べて人数も少なく装置も簡素なものだと思いますが、全くそれらを感じさせませんでした。スムーズな転換など、大野先生はさすがだなと思いました。

さて、壮ちゃんは日本物がピッタリ。冒頭の若い頃は微笑ましく、成人してからは凛々しかったです。初演の時、唯一違和感のあった、3人の親友姿が意外にもはまっていてよかったです。溌剌とした10代の頃に反逆者として突然父を失う文四郎。父に伝えたいことを伝えられなかったと嘆くところでは頬に涙が光り、こちらまで涙が出ました…。仲良しだった幼馴染のふくとも離れ離れに。父をはめた里村に、今度は自分まで罠にかけられようとするのを見事に見抜き、里村側の姉の元旦那をも切り捨てたところはかっこよかったです。「姉に切らせてやりたかった」はシビレました。ふくの窮地を救い、「このままどこかに…」というふくを振り切って、ふくの眼前で膝まづき、身分違いの隔たりを示す姿は悲しかったです。時は流れて、出家前に一目会いたいとのふくの手紙によって再会する二人。この名場面を壮ちゃん、あゆはしっかりと見せてくれました。「あなたのお子が私の子である道はなかったのでしょうか?」と問うふくに「そのことが一生の悔い」と言う文四郎。それでも「悔いのない人間などいない」と言いきるふくはすごいなと。今回も「はやと、馬引け~!」があって良かったです。

あゆもふくは合っていました。年頃だから、もう一緒に祭りに行けないと言う文四郎に「どうして?」と純粋に問う姿に嘘がありませんでした。「ふくは文四郎様のお嫁さんになる」と本当に嬉しそうに言うものだから、別れを告げに来たのに会えずに去っていくふくがかわいそうで泣けました。最後の場面では、思いを遂げられなかった運命を嘆きながらも、文四郎の去り際には毅然とした佇まいに戻るところがまた涙を誘いました…。

ちぎは龍馬といい、こういう役はハマります。壮ちゃんとの並びが意外にも合っていたのが驚きでした。コマは儲け役。初演ののるよりも合ってる気がします。荻役のあんりも目立っていました。翔くんはこういう意地悪な役が本当に似合いますね(笑)。普段からにらみ過ぎかも(^_^;)。大ちゃんはシメさんの日本物姿にソックリでした(@_@)。そして、今回初めてちょっと年長の役でしたがなかなか良かったと思いました。(お芝居でいいと思ったことがなかったので(^_^;))あとは名もなき下級生(央雅 光希、橘 幸)がいいお芝居をしていました。

ショーも初演は観ていますが、どこが新しいのかはほぼわかりません(^_^;)。とりあえず、壮ちゃんは陽性だなとシミジミ。なんか、派手な衣装に負けない笑顔だなと色んなところで思いました。所謂、スターのキラキラとはまたちょっと違う趣と言うか。壮ちゃんとあゆのコンビはいいかもと思いました。壮ちゃんが落としたイヤリングをさっと拾って胸元に入れるあゆの仕草がちょっとエロくて(笑)釘付けでした。楽しみにしていたデュエットはあゆの片方の肩紐が外れたばっかりに、意識はそこに集中で(笑)、とても落ち着いて見られませんでした(^_^;)。あの感じでは肩紐が落ちたままでもはだけたりはしない感じでしたが、あゆは必死で肩紐を持とうとするのでこっちも気が気ではなくて…。あるタイミングで壮ちゃんが留めようと試みたけれど、ダメでねぇ。これで壮ちゃんが留められていたら、語り草だったろうに(笑)。(イヤリングのこともあったので)

壮ちゃんの初日のご挨拶はとっても優等生のご発言でした(カミカミだったけど(^_^;))。全くの“落下傘”でなくてもトップとしての組替えは思うところがあったようですね。「楽しんで頂ける舞台を」と力説していましたので、今後も期待したいなと思います。

追記
デュエットダンスをちゃんと見られなかった(^_^;)のでもう1回行こうかな~。