観てきました。

この忙し~い時期の夜公演はできれば避けたかったのですが、山崎&笹本ペアで観るにはこの回しかなかったので、無理矢理時間をつくりました。普段の夜公演より15分も早い開演だったので、間に合わせるのに苦労しました(^_^;)。

大阪初上演のこの作品を私は2004年の帝劇で観劇しています。(井上&松でした)噂の大がかりなセットに、爆音とともに現れるヘリコプターに度肝を抜かれました。そして、あまりに悲しい最後にちょっと救いのなさを感じてしまいました…。

そして新演出となった今回。もともと1回しか観ていないので、セットが映像に変わったぐらいは客席でわかりましたが、細かい部分はよくわかりませんでした。帰宅後、パンフを読んでわかったのですが、歌をあまり歌い上げないような指示が出ていたのですね(@_@)。道理で大曲のはずの曲が拍手のタイミングをなくすほど、流れに組み込まれていました。ナンバーを知っていて、期待していた歌は盛り上がりに欠けていて、その時は違和感がありました。リアルなお芝居を求めて、キムとクリスがよりクローズアップされていて、オリジナルよりラブストーリーな感じがしました。(それにしてもキスの多いこと多いこと(笑))

初演(1992年)から同役なんてすごすぎます>市村さん。正直、少しは衰えもあるかもと危惧していましたが、今回も軽妙で粋でした!“アメリカン・ドリーム”のあの緩急のある長いナンバーを持たせられるのはすごいパワーだなと思いました。ところどころアドリブも混ぜて(大阪仕様(笑))、すっかり余裕ですね。市村さんの演じる役の中でエンジニアが一番好きかも知れません。

ロミオ以来の山崎くん。GI役のために鍛えたとは聞いていましたが、あそこまでガッチリ、一見太ったかのような体型になっているとは驚きでした(@_@)。チラシの写真とはもはや別人のようでした(^_^;)。“歌”を際立させない演出なので、歌より、苦悩の表情、お芝居が印象に残りました。前回観たときのクリスは今でもエレンよりキムを愛しているような感じを受けたのですが、今回は今はエレンを愛しているからこその苦悩が伝わりました。最後、キムの亡骸を抱えているときとクリスの叫びがあまりにも悲しかったです。

笹本さんは素顔でもお綺麗で(笑)。化粧っ気なしでも、薄汚れていてもどこか光っているのがさすがのヒロイン振りでした。演出のせいでしょうが“命をあげよう”は歌い上げて欲しかったなと思いました(^_^;)。何度観ても、最後に命を絶つ流れが理解しにくい…。

理生がまっとうな人だとちょっと物足りないかも(笑)。冒頭の売春宿で羽目を外しているのが一番似合っている気がします。2幕にスーツで“ブイ・ドイ”を歌い、演説台からおりて客席に向かって訴えかけられると何か違うと思ってしまいました(^_^;)。どうも“いい人”のイメージがない…。(役のうえで)

エレンのソロが新曲とは知りませんでした。ちょっと変わったメロディに気を取られて歌詞が入りませんでしたが、どうやらかなり重要だったようです…。次回はしっかり聞き取ってきたいと思います。

洋平くんのトゥイは初見から大好き。前回までトリプルだったのに今回は一人。運命を感じます(笑)。キムを追い詰める歌がビシビシ胸にきます。


次回はもうちょっと前からじっくり観てきたいと思います。



・梅田芸術劇場メインホール
 
・2012/12/26(水) 18:15

エンジニア:市村正親
キム:笹本玲奈
クリス:山崎育三郎
ジョン:上原理生
エレン:木村花代
トゥイ:泉見洋平
ジジ:池谷祐子
タム:荒川槙