観てきました。

史実や原作とは描かれ方が違うようですが、心地のいい終わり方でした。物語としておもしろいなと思いました。木村先生独特の大勢で歌や何やら(今回は手のアイリッシュダンス)するのは相変わらずで、コーラスを聞くのはいいのですが、歌詞が説教くさいのが苦手でした。

きむはスペインのカルロス王子。登場は少し遅いのですが、花道から現れるといかにも主役の登場という感じがしました。正統派2枚目役で誰からも好かれる誠実な人柄が良く出ていました。セリフは聞き取りやすく、歌は伸びやかで文句のつけようのない出来でした。最後、カルロスが幸せそうで嬉しくなりました。

みみは女官の役。地味な衣装ながらしっかりヒロインとして存在出来ていて良かったです。突然、カルロスから幼馴染として声を掛けられ、とまどいながら歌う歌が好きでした。途中から、カルロスとの掛け合いになるのも良かったです。捕らわれのカルロスに向かって、「死なないで」と懇願するところが真に迫っていて泣けました。

まっつはきむのパパ(笑)、フェリペ二世役。まっつのいい声にはいつも唸ってしまいます。同期で親子?と思いましたが、きむが若く作っていることもあって、全く違和感はありませんでした。息子や臣下に対して、ところどころ口答えは許さない強い口調でのセリフが痺れました。私は本当にまっつの声が好きなようです(笑)。今回、歌もお芝居も良くて、作品中、一番好きかも知れません。

ちぎはカルロスの友人ポーザ公爵。敵役になるのかと思ったらそうではないのですね。友人を裏切りはしますがそれはとある国を救うため。そのことを理解したカルロスとの友情はまだ続くようです。あゆ演じるエボリ公女との取引の場面では意外な人間性も明らかに…。歌は本人比ではうまくなっているようですが、まだまだですね(^_^;)。

その他印象的だったのは眼帯姿のあゆ。一瞬、眼帯姿に驚いて(お芝居用でないと思ったので)登場の場面のセリフは全く覚えていません(笑)。可愛らしい役ばかりのイメージのあゆにしては新境著しい役でした。カルロスの叔母のりさりさはカルロスの良き理解者。せっかく、“女役”として活躍してくれそうだったのに退団は残念です。雪組最後のきたろうは役こそフェリペ二世の異母弟と重要人物のようですが、しどころのない役で期待外れでした。

ショーはやたらと群舞が多いなと思ったらやっぱり中村B先生でしたか(^_^;)。めりはりを感じないままあっという間に終った感じでした。若手が入れ代わり立ち代わり銀橋を渡るので、銀橋渡りも軽いものになったなと思いました(ーー゛)。

お芝居目当てでもう1回は観ようかしら。