
シェイクスピアをロックミュージカルにするとこんなにも観やすくなるんですね(笑)。
かなり端折っている気はしますが、セリフ劇ではないのでストーリーが分かれば十分かなと思います。冒頭こそエコーのきき過ぎた音がかなり耳障りでしたが、途中からは気にならなくなりました。
井上くんはさすがプリンス。苦悩する王子がお似合いでした。ひたすら悩める王子なので、2幕の墓堀りとのコミカルなナンバーにはホッとしました。オフィーリアの死、レアティーズとの決闘、母の死、そして敵討ちを果たして自らも果てる…。短い間にギュッと詰め込んでありましたが、見応えがありました。
昆ちゃんはジュリエット以来。白いワンピースで現れるとまるでジュリエットのよう(笑)。どうしても幼く見えてしまうのは残念ですが、透明感あふれる歌唱には心が洗われる思いがします。
村井さんは「ニューヨークへ行きたい」の時はあまり似合いの役だとは思わなかったのですが、今回のような敵役の方がやはりはまります。なんせ、私は村井さんのジャベールが大好きだったので(^ ^)。歌唱にところどころジャベールの雰囲気を感じてちょっと嬉しかったです。
かなめさんはあまりの出番の多さと歌の多さにビックリ(@_@)。ハムレットの次ぐらいに目立っていました。歌の曲調もいろいろあって、聞き応えがありました。この年齢でこの妖艶さは他に変わる人が見当たりません。次々、出演作が決まるのも納得です。
彼方くんは「アンナ」以来です。出番は多くありませんが、印象的な場面が多いので記憶に残ります。気のふれたオフィーリアに接する悲し気な姿は涙を誘いました。井上くんとの決闘は迫力がありました。一つ間違えたらとドキドキしながら見ていました。
山路さんは渋いカレーニン様が吹っ飛びました(笑)。顔の渋さゆえ、コミカルなポローニアスはギャップが激しすぎます(^_^;)。客席がかなり沸いていました。あっけない最後がなんとも言えませんでした。
ホレーショーのソンハさんは初見です。ミュージカルは初だそうですが、特に違和感は感じませんでした。最後にセリフを発するのは彼ですから、責任は重大ですね。うまく締まったと思います。
韓国版の大人気を経ての日本上演ですが、かなり韓国版と違うようですね。韓国版がどんな演出だったのか興味が湧きました。
ミュージカル『ハムレット』
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2012/2/26(日)13:00
原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本・作曲・作詞:ヤネック・レデツキー
演出:栗山民也
出演:
ハムレット:井上芳雄
オフィーリア:昆 夏美
レアティーズ:伊礼彼方
ホレーショー:成河(ソンハ)
旅芸人/亡霊:阿部 裕
ポローニアス:山路和弘
ガートルード:涼風真世
クローディアス:村井國夫
川口竜也/小西のりゆき/俵 和也/照井裕隆
岩亜希子/木村晶子/園田弥生/平田愛咲 (五十音順)