観てきました。

はっきり言って期待外れでした…。映画はおもしろいのに…。あれほどコメディエッセンスを入れる必要があるのでしょうか。モリエール一座は全くの蛇足に見えるし、既に終了した公演の「ハウトゥ」の替え歌を使う神経がわからない(ーー゛)。三銃士ぐらいはちょっとおもしろくてもいいかと思いますが、怖いはずの看守も捕らわれている囚人もコミカルに歌い踊った日には「ルイ14世の圧制に苦しむ」説得力がなく、兄、フィリップに入れ替える必要性を全く感じないお話になっていました。フツーに映画をなぞってくれれば十分おもしろかったのに残念です。

二役のきむは影武者をつかって、セリフを交わすような対峙する場面があるかと思いましたがそれはありませんでした。録音を使ってもあった方が良かったかなと思います。きむは同じ扮装で役をいったりきたりするのに、それぞれをはっきりと演じ分けて分かりやすかったです。きむの登場場面は意外と少なく、フィリップが王になる決意をする場面、母との再会の場面、ルイーズと語らう場面、どれもじっくり見たい感じでしたがあっさり終るのがもったいなかったです。影絵はいいアイディアでした。おもしろかったです。

トップ娘役として初の大劇場公演のみみ。一目で見初められる美女の役にピッタリでした。きむ同様、メインの配役より、その他の場面の方が大勢を占める感のある作品なのでみみの活躍も少なめでした。

ダルタニアンはちぎ。この役は映画とは全く違う設定で、殺された恋人の復讐を胸に秘めています。その恋人があゆでバウに続いていいコンビ振りでした。ちぎはどうしてもその悪声が難でセリフも歌も聞き取りにくく、ストレスが溜まります(^_^;)。もっと上を目指す人ですから、なんとか改善されることを願います。

三銃士の一人、アトスはまっつ。雪組にきて、すっかりスター兼別格枠が定着で、小柄ながら歌が際立つので存在感がありました。映画ではラウルの父でしたが、兄に変わっても問題ありません。本来、仮面の男の脱獄はもっとシリアスに描いて欲しかったですが、児玉先生がコミカルにあっさり事を成してしまったので、すっかり肩透かしでした。ポルトスのきたろうは映画と同じく、笑いを呼ぶ感じでした。他もかなり“コメディ”なので目立ちませんが…。彼女がちょっとコミカルなだけで、他をシリアスにしてくれたらよかったのに…(恨み節)。もう一人の三銃士が実はすぐにわからなくて、しばし、誰だろう?と考えていました。「もしかしてキング?」と気づいたのはかなり後でした。扮装のせいかメイクが違うのか銀橋に出てきてもそうとは思えませんでした(^_^;)。三銃士で同士として見えるにはちょっとかかりそうでした>キング

今回、新公初主演を務める翔くんは大きな役がついていますね。アトスの弟で、ヒロインの恋人で、仮面の男の存在を知らせる重要な役どころ。バウ初主演を見て、ちょっと注目していたので活躍をうれしく見ました(^ ^)。

ショーは齋藤先生。耳馴染みのあるポップスが多く、それだけで心が躍りました(笑)。「ヒーロー Holding Out For a Hero」「明日に架ける橋」いい曲でした。それにしても齋藤先生はうさぎがお好きですね。(わかる人だけわかって下さい(笑))

次回観劇時には台風に当たりませんように(^_^;)。