
観てきました。
思ったよりもおもしろかったです。主演が歌えることと一般ミュージカルで言うところの“アンサンブル”のスーツ軍団のまとまりがよかったです。思えば初演当時の花組は個性重視の個性派集団だったので“アンサンブル”的なものは不得手だったのかも知れません。
きむはさすがの実力で歌もお芝居も安心して見ていられました。こういう若くて明るい役はピッタリですね。笑いを求められるセリフや動きの間もよかったです。休日出勤の振りをするため、部屋をそれらしく散らかす場面では「そうそう、こんな場面あった!」と懐かしく見ました(^ ^)。余談ですが、このバレエチックな振りのこの場面は初演の新公でのきりやんの華麗な踊りが印象的でした。
ちぎのバドは良かった!ちぎには辛口の方ですが(^_^;)、終始動きが妙なこのバドを演じきったのが素晴らしい~。目立つ役なので普通にしていてもそれなりに注目されると思いますが、どこにいてもずっと、バドのままで感心しました。フィナーレのダンスではしっかりかっこいい男役になって、パレードではまたお間抜けなバドに(笑)。メインナンバーの「Coffe Break」は周りのスーツ軍団とともにはじけて楽しかったです。ただ、日本人には「ノーコーヒー!」の感覚は理解しにくいのですが(^_^;)。
ローズマリーのみみはヒロインらしくてかわいいのですが、長いソロで舞台を一人で務めるには力が足りません…。聞いていて心許なかったです。
人事部長のまっつは堅実で相変わらずの好演でした。雪に来てからの存在感の増し方がすごいです。「太王四神記」での素晴らしいナレーションが記憶に新しいところですが、今回は本の声も担当。納得の出来でした。
その他ではきたろうの二役が良かったです。実は二役だと知らなかったのですが、あの二役をやるならもう少し見た目を変えた方が良かったと思います。勤続25年の郵便室長のトィンブルは老け役にするとかね。初演はマヤさんだったので何もしなくても勤続25年の重みはありましたから(笑)。このトィンブル、意外なところで笑いを取っていました。頭の下げ方があまりにも低くて(笑)、横で主役がお芝居をしているというのに、電話をしながらひたすら低く頭を垂れるきたろうに爆笑の客席でした!会長のウォンパーはキリッとスーツ姿でしたがこれは正解かな。初演のみゆさんのように太っている設定にする必要はなかったと思います。
へディのかおりはもう少し何かが欲しい気がしました。せっかくの目立つ役ですから。そういえば、初演新公のあつは妙な話し方、動きで大爆笑だったなぁ…。
ビグリー社長の汝鳥さんはピッタリ!はまり役でした。ミス・ジョーンズのひめは意外な配役で黒人の太った役に違和感ありありでした(^_^;)。お芝居自体は悪くありませんでしたが、その扮装に本人が納得していないような雰囲気がありました。最後に大ソロがあるのでそれゆえかなと思いましたが、歌だけなら掃除婦をやっているゆめみが(使い方がもったいない…)いるのにと思いました…。
見所はけっこうあったので次回が楽しみになりました(^ ^)v。