観てきました。

冒頭の列車の場面は人が入り乱れていて、誰が言葉を発していて、誰が歌っているのかさっぱりわからず(>_<)。それもこれも声を知らない(覚えてない)せい。あさこなんて聞いたこともない声にビックリ(@_@)。退団後、一年ですっかり“女性”におなりのようですね。結局、彼方くんの登場もあさこの登場もすぐに気づかず、葛山さんにいたってはしばらく気づかぬままでもったいなかったです。物語の内容は原作は知らず、宝塚版を知るのみ。それに比べるとアンナとヴロンスキーの場面が少なかったです。レイヴィンとキティのカップルとの対比を見せるためもあるでしょうが、場面的にはほぼ同じぐらいでした。せめて、ヴロンスキーの自殺未遂とカレーニンが病床のアンナを訪ねるところはあってもよかったかなと思います。結局、アンナの自殺の理由がヴロンスキーへの不信なのか息子のためなのかわかりにくいので、列車に飛び込むのも唐突な感じがしました。

あさこを見るのは退団後初。とにかく声の高さに驚きました(@_@)。宝塚時代、男っぽい感じだったのでその変わり身にしばらくそのことばかりに気を取られていました。ただ、体格は変わらないので、肩を出したドレスでは相変わらずの肩幅でちょっとウケました。アンナはエリザと同じく、嘆いたり悲しんだりする場面が多くお芝居自体は新しい感じはしませんでした。歌は女性らしい声が出ているのであとは声量が出て、うまくなれば(喉は強そうなので(笑))もっとアピールできるのにと思います。あと個人的にコメディをやって欲しいなぁ。

ヴロンスキー彼方くんはアンナを追っているところより、一緒に暮らし始めてからイライラしているヴロンスキーの方が印象に残ってしまいました。彼方くんのヴロンスキーからは「この恋が全て」とは感じられませんでした。

レイヴィンの葛山さんはなんと言っても「ジュノン・スーパーボーイ」のイメージが強くて見た目はいいけれど他には?とちょっと半信半疑で観ていました。まずはいい声!それにここまでレイヴィンが素朴すぎて笑えるキャラだとは思いませんでした!妙な間のセリフも変な動きも葛山さんのレイヴィンならと納得の出来でした。ラストの幸せそうな二人にこちらまで幸せな気分になりました。

あすかも見るのは退団後初めて。キティは純なお嬢さんのイメージだったので、登場でいきなりぶっ飛びました(笑)。まさかこんなキャラだとは!「アーネスト」のグウェンドレンにとても似ているのはご愛嬌かな。アンナのシリアスの場面の合間合間にキティが和ませてくれてホッとしました。黒板の場面は意外性もあって大笑い!あのアルファベットを日本語に充てるの!?思わず声を出して笑ってしまいました(^ ^)。やっぱり、あすかは好きです。

カレーニンは厳格で体面を何より気にする夫ですが、山路さんのカレーニンはそうしなくてはと自分に言い聞かせているように見えました。なので、最後に「戻ってくるなら…」の場面以外でもアンナへの思いやカレーニンの“優しさ”が垣間みえて、アンナへの同情心が沸きませんでした。それがいいのか悪いのかわかりませんが。

スティーバの山西さんはうまい!出番も多くてセリフも多い。笑いも間もわかっていて、出てくる度に楽しませてくれました。

一路さんVer.も観たいけれど、無理だなぁ。


ミュージカル アンナ・カレーニナ

生まれ変わる日を、待ち焦がれていた・・・ずっと・・・

日 時 2011年2月19日(土)
開 演 12:30  (開 場 12:00)
会 場 芸術文化センター 阪急 中ホール

出演
瀬奈 じゅん
伊礼 彼方
葛山 信吾
遠野 あすか
春風 ひとみ
山西 惇
山路 和弘
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乾 あきお
ひの あらた
中山 昇
岡田 誠
石井 一彰
福麻 むつ美
伽藍琳
木村 晶子
宮 菜穂子
中村 友里子

■スタッフ
修辞・訳詞 小池 修一郎
演出 鈴木 裕美
原作 レフ・ニコライビッチ・トルストイ