
観てきました。
初演があまりにも好きな作品なので、やはりところどころ物足りなさを感じてしまい
ました…。
幕開きのころちゃんの歌。うまいんですよ。うまいんですけど、シビさんの年輪を感じ
させる歌唱が訴えるものがどうしてもない…。それに母親役には若すぎますね。
ちえはダンスは抜群にかっこいい。マルセーロを叩きのめすところもきまってます。
やはり、不満はお芝居…。正塚脚本は細かく見せようと思えばいくらでも出来るのに、
上っ面をサラッとなぞっただけの浅いお芝居に終始していました。基本的なところで
反政府ゲリラのリーダーとして修羅場をくぐってきたようにはどうしても見えない(^_^;)。
かつて恋人を遠ざけたように人との関わりを避けようと、イサベラの身の上話を遮る
ところなど、かなり意味のある場面だと思うのに、何の意味もないかのように流れて
しまって残念でした。最後にリリアナに「これからはオレがアニキだ」と言うところも
りかちゃんは本当に守ってやるという思いに溢れた場面だったのにちえは…。
ダンサーちえを堪能するにはいい作品選択だとは思いました。
リカルドのしみこ。なにゆえにオールバック(^_^;)?おそらく、正塚指示だとは思いますが、
あまり合っているようには思いませんでした。しみこもお芝居に難ありですね…。綺麗で
かっこよく“華”はバッチリなのであとは“実”をつけて下さいませ。この役は樹里ちゃんの
好演が忘れがたいので、誰がやってもきっと私にはダメだと思います(^_^;)。
ねねは長い手足を活かしたダンスがダイナミックでよかったです。ちえとの長身の並びが
映えて、こんな対等な感じもありかなと思いました。お芝居は初演をなぞった感がありま
した。最後の「どこかへ行っちゃったのかと思った」と泣くところはオーディションが受けられ
なかったことより、ニコラスがいなくなったことの方がショックが大きかったことがよりわかる
といいなと思います。
リリアナのちゃきはやはりうまいですね。初演のコピーから入ったようですが、すっかりちゃき
のリリアナになっていました。初演好きの私に唯一、納得できるお芝居をした人です。
主要な役以外でも初演の端役たちは達者でした。バーテンの京樹、イサベラの姉の三杉、
銀行員のあゆら、喫茶店の店員も今回のように邪魔(^_^;)じゃなかったなぁ。
“小芝居”をする端役たちは昔の方がたくさんいたんだなと実感いたしました。
さて、初演のビデオでも探しますか(^_^;)。