その日は2019年8月23日だった。
ベトナムで駐在員生活を初めてちょうど2週間だった。
朝から、うちのベトナム人スタッフ2名と一緒にメロン農家まで行くため、事務所を朝7時頃出発した。
朝から調子は今一つ、車内でも調子は何となく悪くずっと黙っていた。
ホーチミンを出発し2時間程度走ったところで、体の調子は悪く、何度か運転手と目が合った。
運転手が何か隣に座っていたスタッフに何かを話しをしたとき車がとまり、すぐ近くのカフェに休憩をとることに。
今から思えば、あの運転手が気づかなければ恐ろしいことになっていただろう。
そのカフェでのスタッフとの会話は何もおぼえていない。
その後、病院に担ぎ込まれた時の記憶はほとんどなかった。
その病院では血圧を測り、ここでは診れないと言われ、
結局そこから市内の病院まで救急車の運ばれた。
運び込まれた病院はベトナムでは一番といわれているチョーライ病院。
そこの、一般病棟に入れられた(ここまでのところ、一切記憶はなし)。
ベトナムで一番といわれていても、ひどい環境下。
野戦病院さながらで、ある時間がくると「体拭きおばさん?」がやってきて自分の体をふいていく。
ひどいふきかただったらしい。
寝ている姿は病院のパジャマを前後ろ逆に、下はオムツ状態・・・
鼻から栄養剤の管を入れられ、腕には点滴、
隣の患者のベッドの間は人が一人やっと通れる幅、
その部屋には男女混合入れられ、仕切りのカーテンすらなかった。
MRI、CTの結果から判断されたことは、「左側脳内出血」。
かなり大きな出血だったが、とりあえず手術は見送られた。
ただし、場所からして「失語症」や「高次機能障害」は出るだろうとの判断。