建築物を作った背景を、有名建築家の文献を参考にしたり、安藤さん自身の意見を踏まえて紹介している。

安藤忠雄は自分の立場を明確にするところが好きだ。

建築家が建築主や施行者との間で、自らの「想い」を形にしていくかという苦悩も描かれている。

なにもないところから建築物をかたちづくるということは建築家が建築主や施行者それぞれの思いがあるぶん大変だろう。

世界観光都市であるパリなども建築語らずして言い表せないため、様々な都市についても書かれている。

世界を建築の観点から眺めることができる本。建築関係者だけでなく、世界の都市や景観に興味のあるかたは必見。

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