本日、平成23年度決算委員会の会派代表意見陳述を行いました。
主な発言要旨は以下の通りです。
•市税収入が、当初予算よりも約18億円落ち込み、厳しい状況となったが、国のからの地方交付税当初予算より約25億円多く交付されたため、全体として一定の収入を保った。民主党政権の地方を重視した機動的な措置を評価する。
•主な財政指標としては、実質収支比率が改善していることは評価できるが、財政力指数、経常経費比率が若干悪化している。扶助費等の義務的経費の増加傾向に十分留意し、柔軟性のある財政運営に努められたい。
•市民恊働の取り組みについては、一定の評価をしている。しかし、恊働に参加される市民の広がりがみられないことから、この点を意識した踏み込んだ施策展開が望まれる。(以前提案した地域自治区等の導入を意味しています。)
•シルバーふらっと相談室等の新規施策で、効果を上げていると考えられるものについては、より一層推進されたい。子育て支援策についても、昨年度を超える数の待機児童解消が達成された。今後は国の税と社会保障の一体改革の動向も注視しつつ、施設整備と同時に、特にソフト施策の充実に努められたい。
•防災対策については、補正予算を活用して、機動的に対処されたことは評価する。学校の耐震化等は、計画を着実に実行し、照明設備等の非構造部材に関しても早期に耐震完了されたい。また、自主防災組織や消防団等の共助を担う組織の機能強化、連携強化についても重点的に取り組まれたい。
•最後に、来年度予算は新市長が初めて本格的に予算編成を行う。新市長のカラーを存分に打ち出し、我が会派の提案、意見を大いに反映されたい。

以上、詳細は議事録をご覧ください。

23年度は、国からの地方交付税に救われ、黒字決算となった感があります。地方交付税は、政権交代などの影響や、国の財政状況等の影響を多分に受けるため、そこに依存し過ぎると非常に危険です。自主財源の強化と効果の薄い事業への切り込みが重要となることはいうまでもありません。