お尻のいたみ | ありがとう「身体」

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なにをするにも体があってのこと。そんな体に関する役立つ情報を東洋医学のプロが発信していきます。病気は自分で治すが基本です。

往診に行っているお家のご主人が腰を痛めたということで、行ったついでに治療をすることになりました。

腰とは聞いていましたが、痛みはお尻にあるようです。
坐骨神経痛と診断されそうな部位です。

実際に痛みは右のお尻と、右足の膝から下の外側部分にあるようで、
どうも通常のぎっくり腰とは違うようです。


これはかなり拗れているなと身体を触診していて思いました。

痛みは確かに右側にありますが、どうも左の股関節周囲が気になります。

実際に座った状態で股関節を動かすために、足を上に持ち上げようとしてもらうと、
痛みのある右は足が上がりますが、左は思うように上がりません。

このように痛みがある場所が本体ではないということは、よく話していますが、今回もそのパターンです。

左の動きの悪さを右でカバーしていて、そのために起きた痛みといえそうです。

問題個所は他にもあり、長年積み重なったものもありそうなので、少し回数重ねないといけない感じです。

すぐに治るものもあれば、じっくりやる必要のあるものもあります。
同じ病名だとしても、全然内容は違うものです。