腹と肚 | ありがとう「身体」

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なにをするにも体があってのこと。そんな体に関する役立つ情報を東洋医学のプロが発信していきます。病気は自分で治すが基本です。

腹と肚。

 

同じように「はら」と読むけれど、使い方が違いますよね。

 

腹が痛いとはいうけれど、肚が痛いとは書きません。

肚をくくるとはいうけれど、腹をくくるとは書きません。

 

感覚では腹と肚の違いはなんとなくつかめると思います。

しかし肚を説明してと言われると、肚って何だろう?って思いませんか?

 

 

まず肚の場所です。

 

お臍の下あたりの丹田部分をさしています。

へそ下五センチぐらいと言われています。

 

赤の円を中心に青色の円全体が丹田です。

正面からみると、イメージしにくいですが、横からみると立体になっていることがよくわかります。

 

 

 

 

肚は魂そのものともいわれていますが、僕は意識そのものと置き換えて考えています。

 

思考でも感情でもない、意識そのもの。

 

それが肚です。

 

だから丹田を鍛えるとか肚に力を入れるということは、意識をコントロールする手段に繋がるということです。

 

僕もずっと勘違いしていたのですが、肚に力をいれるっていうと、下腹部をぐっと引き締めることだと思っている人も多いと思います。

 

でも実際は力を込めるわけではありません。

 

肚に落として入れる

 

という感覚で肚を充実させることができます。

 

お尻の穴を少しだけ引き締めて、息を吸って、吐き出した時に肚に何かが落ちて入る感覚がします。

 

たったこれだけです。

 

肚を中心にすると、上半身の余計な力が抜けます。

 

力を抜くのってとても難しいです。

 

その場所の力を抜くのが難しいのなら、力の置き所を変えるのも一つの方法です。

 

 

 

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