仕事柄、感覚というのをとても大事にしています。
治療で「触る」ということはその人の体から情報を読み取ること。
その人の体が何を訴えているか、そのメッセージを受け取らなくてはいけません。
これがものすごく大事なことなのに、色々と知識だけが先行して、自分なりに勝手に解釈したり。
本人が言葉で話す訴えに先入観を持ってしまい、体からのメッセージに気づけなかったり。
単純に未熟ゆえに気づかなかったり。
ただ受け取ればいいのに、こちらのレベルに応じたことしか結局受け取れないようになっているようです。
レベルアップのために取り組めることとして、
○知識を増やす。
○感覚、感性を磨く。
知識はどれだけあってもとりあえず困りません。
いい内容も悪い内容も、偏りなく色々知っておくとどこかで役に立つことがあります。
感覚を磨くことは、1つのことから10読み取れるのを、20、30とよりたくさんメッセージが受け取れるようにしていくということです。
でもこっちの方が大変。
これでいいと自分の感覚で思ってもその感覚が正しいか答え合わせができません。
もちろんこれでいいって思ってやればそのような結果が出てくることも多いです。
正しいのかは結果がでてみると、あの時の感覚は間違ってたとか、間違ってなかったとか。
それで経験値が増えるわけです。
昔ある花屋さんが言っていました。
花ばかりいじっていても、花のことはわからない。
旅行に行ったり、音楽聞いたり、遊びや趣味の中からいろいろ学んで、感性が豊かになると理解が深まっていく。
少し言葉が変わっているかもしれませんが、だいたいこんな内容です。
全然違うところではっと何かに気づくことってありますもんね。
一つの事にがむしゃらになれる人は追究していくなかで、発見や気づきが得られることもあると思います。
でも自分はたぶん途中で飽きちゃう。違うことがやりたくなってしまうタイプです。
そんな人はこの花屋さん方式で感性を磨くといいのかなと思います。
仕事8:それ以外2
ぐらいがちょうどいいのかな。
今日もお読みいただきましてありがとうございました。