患者さんは肩こりがあり、灸点をおろして欲しいとの事。
※昔ながらのお灸をして、痕(あと)をつける事を灸点をおろすと言います。
痕があるので、自宅で灸をすえる時の目印になります。
患者さんにお話を伺っていると
「最近はやいとをすえてくれる所が少なくなった。簡単なやいと(せんねん灸の事)はやってくれるけど、熱が表面でぴりぴり感じるだけで、体の中に全然入ってこない。仕方ないから自分で鏡を見て肩にやいとをすえてる。」とお灸の痕を見せながら教えてくれました。
『私も一杯お灸の痕がありますよー(^∇^)』と手についたお灸の痕を見せて『同じくお灸愛好家ですよ』と伝えながら、その日行うお灸の説明などを行い、治療させて頂きました。
※自分がその時患者さんに行ったのは、昔ながらのお灸で、痕がついてヤケドができます。
お灸の大きさは米粒くらいで、痕は直径1mm程度です。
この患者さんが言った
「熱が表面でぴりぴり感じるだけで、体の中に全然入ってこない。」
と言う言葉がすごく印象的でした。
お灸にも熱いだけの不快なお灸と、体の芯まで熱が入る気持ち良いお灸がある事を患者さんは知っているのだなぁーと思いました。考えてみれば当たり前のことなんですが、普段からお灸を受けなれている人は、どんなお灸が気持ち良いか当然わかります。マッサージを良く受けてる人が、術者に体を触られた瞬間「あっ！？この人は上手いな！」、「あかんな・・・。」と思ったりするのと同じ事ですね。
この患者さんの場合は、
痕がついてヤケドの残る昔ながらのお灸が気持ち良いとの事でした。
熱いお灸が気持ち良い！？
お灸をすえた事がない人からすると、信じられない話だと思います。
次回はこの熱いのに気持ちよいお灸の話を書こうと思います。
熱いのに気持ち良いってどういう事なんでしょうね？( ´艸｀)
今日も日記を読んでくれてありがとうございました
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