玄米について 2
玄米の欠点
これほど完璧な玄米ですが、最近いろいろな欠点が言われてきました
他のホームページなどにも結構書かれていますよ
味が悪い、消化が悪い、調理に手間がかかる、、、、これくらいならイイのですが
玄米ならではの良いところが、じつは悪いところだというんです
どういう事なんでしょうか?
残留農薬の問題は有機玄米を使うことで解決できますね、味や消化に悪いなどの問題は調理方法である程度解決できます
玄米のもつ浄化作用はすばらしく、重金属、添加物など、かなりやっかいな物質までも浄化してくれます
その浄化力の元となるのが フィチン酸という物質です、そしてこのフィチン酸が玄米の利点でもあり、欠点でもあります
フィチン酸は、別名 IP6といいます
I はイノシトール P はリン酸 6はそのリン酸が6つあるという意味です
イノシトールは人間の体内でもつくられています、肝臓に良いとの報告がありますよ
リンは植物の成長に欠かせない物です、肥料などで使いますね
フィチン酸(IP6)の構造は中心のイノシトールに6つの手が生えて、その手の先にリン酸がエステル結合(結合方法の種類です)したもので、ビタミンBの一種です
イノシトールのまわりに6つのリン酸がくっついているんですね
このリン酸は重金属や添加物などと強く結合してくれます
6つのリン酸全てにつく場合や1つだけつく場合など、いろいろありますが、食べ物のなかの有害なものと結合して、フィチン酸塩というものになります
この結合をキレート化といいます
キレート化されたフィチン酸塩は水に溶けません。だから有害物質は腸から吸収されずにフィチン酸塩となって体の外に排出されます
体内の有害物質もキレート化されてフィチン酸塩の形で排出されます、これが玄米の浄化作用です、これと同じ理屈で、体に必要なミネラルもリン酸にキレート化されてしまい、腸から吸収される前にフィチン酸塩となって体外に排出されてしまいます
体内のミネラルも同じようにキレート化されて排出されます。これは具合が悪いですね。
また玄米にもともと含まれている各種ミネラルも、キレート化された状態で存在しています、稲も種の保存のために、栄養分を水に溶けないフィチン酸塩の形で保存しています
これでは玄米を食べても、肝心の栄養分が吸収できませんね
さらに、玄米は腹持ちがいい(消化に悪い)ために、ミネラル補給のおかずも少ないのが普通です
このまま玄米を食べ続けると、ミネラル不足になってしまう!
玄米を食べ続けている人に、カルシウム不足からくる虫歯が多いというデータもあります
ミネラル不足のために顔色が黒くなるというも報告あります
健康のために玄米を食べて、かえって不健康になる!
玄米は体に悪い!
なにか方法はないのでしょうか?
そんな玄米の救世主として登場したのが発芽玄米です。