玄米について 1 | * 号外! 《 安藤版 》 

玄米について 1

玄米について



一回目は玄米の話です

おおざっぱに言えば白米食の反省から玄米食が生まれて
玄米食の欠点から発芽玄米食が生まれました

最先端は発芽玄米です

玄米食の流れは、だいたいこのような感じだと思います

それでは、これから玄米食について集めてまとめた物を紹介します


陰陽が最後のキメテになりますから、じっくりと読んでくださいね


世界的な広がりをみせるマクロビオティックや正食

その他の食養生などでは玄米は大変重要な基本的主食として、なくてはならない物です。

一方、玄米を無理やり食べさせられた人々、味や食感がキライな人たちにとっては見たくも無いものかもしれませんね。


また玄米の欠点を研究して作り出された発芽玄米を選んでいる人々には、玄米は体に悪いものとして認識されていますね

どうも、玄米の評判は良くないようですが、安藤庵は玄米の味方ですよ
今から玄米をオススメする理由を4つに分けてお話いたしますね



1 白米と玄米


ご存知の方も多いと思いますが、米に白いと書いて粕(カス)と読みます


だから、白米はカスなんだ!玄米がいいんだ!と知ってる人はだいたいそう言いますね
確かに、白米は胚芽に含まれる様々な栄養素は無くなっていますし、水につけても芽が出ないので、生きている食べ物ではない、といわれても納得できます

でも、白米は消化に良い、残留農薬が少ない、味が良い、などなど、良い面もたくさんありますね
玄米を精白するのですから、栄養素が玄米よりも少なくて当然です


食品名 玄米 白米
エネルギー 350kcal 356kcal
たんぱく質 6.8g 6.1g
脂質 2.7g 0.9g
炭水化物 73.8g 77.1g
ナトリウム 1mg 1mg
カリウム 230mg 88mg
カルシウム 9mg 5mg
マグネシウム 110mg 23mg
リン 290mg 94mg
2.1mg 0.8mg
亜鉛 1.8mg 1.4mg
0.27mg 0.22mg
マンガン 2.05mg 0.80mg
β-カロテン当量 1mcg 0
ビタミンD (0) (0)
ビタミンE 1.4mg 0.1mg
ビタミンK (0) 0
ビタミンB1 0.41mg 0.08mg
ビタミンB2 0.04mg 0.02mg
ナイアシン 6.3mg 1.2mg
ビタミンB12 (0) (0)
葉酸 27mcg 12mcg
パントテン酸 1.36mg 0.66mg
ビタミンC (0) (0)
食物繊維 3.0g 0.5g


しかし、それを補うおかずは豊富にありますね、また削りとった部分はヌカ漬けなどにして利用していました

これで白米を食べながらでも、米の全体が食べられますね


 
米の外側に多い農薬は、削り取られていますから、残留農薬は少ないですし安心です,硬い皮の部分が無いので味が良いのもイイところです

たしかに白米ばかりではいけないとは思いますが、白米を完全に否定してしまうのはどうかなあ? と安藤庵は思います

白米の欠点は、もう散々言われてきてますから、ここでは玄米の話の中で少しずつ出るものだけで十分と思います
 
では、これから玄米の良いところを紹介します、白米の欠点も出てきますが、安藤庵は白米も好きですよ


玄米は生き物です


折りたたんだティッシュペーパーなどに水を含ませてその上に撒いておくと、かわいい芽がでてきます
 
たった一粒の米から、約4000粒の米ができるんですから、ものすごいエネルギーを含んでいますね(もちろん光合成によって成長するんですが)、そのエネルギーの元の多くは胚芽にあります


白米(胚乳)には無いビタミン類やミネラル類などです

明らかに栄養素の量が違いますね、米を丸ごと食べるのと削って食べるのでは、摂取できる栄養が違います、玄米は元気になりそうですね、それに比べて白米は栄養価が低い食べ物といえます

玄米に含まれる食物繊維は白米の6倍です、食事のたびに腸の掃除をしてくれます,体に必要な微量元素も白米の何倍も含まれています

この微量元素は体の調整には欠かせないものですから、玄米を食べると病気になりにくい体質になります

脚気(かっけ)という病気を知っていますか? 


昔は白米食が中心の富裕層に多く発症し、江戸時代には江戸の庶民にも多くの罹患者が出て江戸患いといわれたビタミンB1欠乏症の事です
 
原因は白米食です
 
玄米食にあわせる副食のまま、白米を主食にしたのですから、栄養不足になるのは当然ですね
当然、玄米を食べていた人は発症しませんでした


玄米食はおかずが少なくて済みますが、白米食はおかずを多く必要とします。玄米は比較的、陰陽の調和がとれていますが、白米で陰陽を調和させるためには多くの種類のおかずが必要です、消化器系への負担が増えますし、お金もかかります


美食の道ですね
 
脚気の原因が研究、解明された明治、大正、昭和の時代に玄米は大変注目されました
今、ジャンクフードを多く食べる人の間で、脚気がまた増えているそうですよ
公害が増えた高度成長期にも、玄米は注目されました


玄米の成分には、体内の有毒な重金属などを排出するものがありますから、玄米食の人は公害病になりにくかったのです
また玄米は良く噛まないと消化に悪いです、逆に言うと、玄米食は良く噛むといえますね、顎を動かすと気分を落ち着かせたり頭の働きを良くしたりします.

メジャーリーガーにガムを噛んでいるひとが多いのもうなずけますね


白米は消化が良いために、歯型だけつけて飲み込んでしまうような食べ方になってしまいがちです、もちろん、ちゃんと噛めばいいだけの事なんですが
 
玄米食は炊き方にコツがいったり味にクセがあったりして、現代人には敬遠される要素が多いのですが、自然そのものを体に取り入れることで病気を治すチカラがついたり、病気になりにくい体をつくるものとして欧米をはじめ、世界各地に広がってきていますよ。

滋養があり、デトックス(解毒)効果があり、小食で済む すばらしい玄米食(節約にもなる)

                安藤庵は玄米食をオススメします

ちょっと玄米がキツイなら、胚芽米などもありますしはじめは5分突き米、7分突き米などからでもイイとおもいますよ。白米と玄米のハーフ&ハーフも入り口としては良いと思います

ちなみに、米を主食にしているアジア地域では、昔から精米して白米に近づけた米を食べる地域が多いです、しかし、削りとられた部分もしっかりと食材として使う所は、現在の日本の食生活には無いところですね。
 


あーややこしい!


ホントややこしいです、次回はもっとややこしくなりますんで先に謝っておきます、すみません