「森 鴎外と娘たち展」に行ってきました。


京王線の芦花公園駅から徒歩5分の場所にある、

世田谷文学館でやっています。


恵比寿「&M~アンドエム」のブログ-DVC00562.jpg


医者であり、文豪でもあって、森 鴎外。

彼の偉大なる足跡を辿る展示。


そして、作家として花開いた長女・茉莉と、次女・杏奴。

二人の娘の活動についての展示。


が楽しめる企画展です。


読書が生き甲斐であるゲイ男子の目的は、

長女・茉莉さんの展示です。


恵比寿「&M~アンドエム」のブログ
森 茉莉さん



森 茉莉さんは、自分が神様のように崇拝している作家で、

50歳を過ぎてから本格的な作家活動を始めた遅咲きの才女です。


では、それまで何をしていたのか?


それは、ずばり妄想です!!


二度の離婚を経て、父の遺産でのびのびと生活をしていた茉莉さんは、

明けても暮れても、妄想の世界に浸っていました。


美輪“イエロー・ビブラート”明宏さんも、

「元祖・妄想族みたいな人」と言っていたくらい、とにかく妄想!妄想!


その妄想力を下敷きに、唯一無二の個性を持つ作家として数々の名作を生み出しました。


茉莉さんが76歳の時に連載を始めた「ドッキリチャンネル」というTV批評のコラムは、

最晩年の作品といえるもので、ここでも豊かすぎる妄想は、大爆発しています。



以下は、茉莉さんがファンだった田中 邦衛について


『あのもみあげを長くした田中邦衛は、三百年続いた西班牙(イスパニア)の貴族の、

 血族結婚のために頭の悪くなった城主に仕えているソメリエ(酒の係り)で、

 城主の食事のために地下室に下りていって、葡萄酒の壜(びん)の蜘蛛の巣を払って持ってくる、

 そんな感じである。飄々としているが上の方の家臣たちより城主を思っている、そういう男の感じだ。』


そして、時には、こんなことも!


『私がもし若い女だったとして、田中 邦衛に恋の眼差しをされるとすれば複雑な感情も、

 深い感情もはっきり受けとると思うが、田中 健のあの大きい開いたきりの目からは何も受けとらないだろう。』


このとおり、TV番組について何か伝える気など、さらさらありません。


ただ、森 茉莉という浮世離れした妄想過剰な女が、

TV番組を見て、どう思ったのかという感想を、楽しむコラムが「ドッキリチャンネル」なのです。


三島 由紀夫が「貴女は、文学の楽園に住んでをられます。」と絶賛した文章力で、

好き勝手に書き散らしていくだけで作品として成立してしまう強烈な個性。


それが森 茉莉さんの魅力です。


「森 鴎外と娘たち展」では、茉莉さんの直筆原稿や、

大好きだったチョコレイトの箱や、お気に入りのぬいぐるみなども展示されていました。


超感激!!



そんな森 茉莉さんについて知ることができる「森 鴎外と娘たち展」。


とてもオススメですよ!!!


ただ、問題がありまして‥


開催期間は本日(11月28日)まで!!!


いつも憎らしいことを平気で言う上司を呪うために、

黒魔術のレシピのヤモリ探しに山に行かなきゃいけないとか。


LADY GAGAに憧れて、下着も着用せずに全身シースルーのワンピースで出かけて、

交番に連行されて身動きが出来ないとか。


そういう事情がなく、お暇な方は、是非!!



ホームページ

http://www.setabun.or.jp/exhibition/moriogai/