本当はやりたくないDIY【模型用塗料棚】 | andewmaのブログ

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涅槃で待つ

模型屋さんに置いてあるプラモデル用の塗料が置いてある棚を家に置きたいというのは

プラモデルを作る人が一度は思った事があると思いますが、
実際にはデカくて嵩張るし、あれは在庫を持つ前提で作られているので奥行きがすごい。

一応個人向けの専用棚もあるようですが値段が張る上に収納数はそれなり。
なので塩梅の良いケースや引き出しを探して使っている人がほとんどだと思います。
僕も長らく適当なケースに入れて保管していたのですが
使う時に一々全部開けて確認しなければならず非常に面倒でした。

なので自分が理想とする塗料用の棚を作ってみました。
 

イメージはこんな感じ。
横方向に3本の棒を渡してそれを棚板代わりに使う想定。



下側2本の上に瓶が乗り、前の1本が前方向への脱落防止用。
後ろへの脱落防止は壁が引き受ける感じ。

早速ホームセンターへ行き、塩梅の良さそうな材料を探します。

 


棚本体は白い化粧板の付いた合板を使いました。ランバーコア材という奴だそうです。

結果的にですが穴開けした時ボロボロに
なってしまったので化粧板付きじゃなくても良かったです。

棚板代わりの横棒は園芸コーナーにあった1本2400mmで100円のプラ棒を使いました。
ダンポール 5.5×2400mm


今回棚の幅を600mmとしたので1本から4本分取る事が出来ます。
これが最も安価な棒材だと判断しました。
この材料が見つかったので今回の方式で棚を作る事が出来ました。

最初は鉄などの金属製を想定していたのですがコストがかかり過ぎるので。


ホームセンターのカットサービスで所定の寸法に切ってもらいました。
1カット50円掛かりますが自分でやるより1億倍綺麗で楽です。

4回切ってもらって200円。
自宅にパネルソーがある人は家でやっても良いと思います(無いよ)
元々1000mm程度の高さで考えていましたが、買った板が1200mmだったので
棚の高さもそのまま1200mmにしました。

ちなみにプラ棒のカットも買った店でやりました。

電動工具を使わせてくれると言っていたのに、いざ工作コーナーへ行ったら

「木工用だからプラスチックには使えませんよ」と言われてしまいました。

園芸コーナーの店員、確認しておいてよ。

「このままの長さじゃ持って帰れない」とゴネたらノコギリを貸してくれました。

大変くたびれました。

あとはプラ板で穴位置用のマーカーを作ったので印をつけて行き、
ひたすら穴を開けます。

 


左右の穴位置が揃っていないと傾いてしまうため2枚の板を重ねた状態で穴開けしたのですが
かなりシンドイ上に自前の電動ドライバーではトルクが全然足りません。
急遽18Vのインパクトを借りて来て事なきを得ました。

左が自前の物。ラジコン野郎ならみんな持っている系の電動ドライバー。

右が借りて来たインパクト。さすが18Vは違いました。

 


結果的に18段出来たので、18×3=54か所穴開けした事になります。疲れた。

 


これを箱型にネジ止めして横棒をひたすら差し続ければ完成です。



棚の下の板は倒れ防止に手前方向にちょっと長くしてあります。


一番下の段はガイアのサーフェイサーやタミヤのテクスチャーペイントの瓶が
入るくらい間隔を大目に取りました。


他の所はMr.カラーの旧瓶(フタが-の形してるヤツ)が入るくらいの高さを狙っています。
そうしたらMr.カラーのGXシリーズやガイアの小瓶も収まるようになりました。
結果オーライです。


ただ、実際に瓶を乗せてみると使えない事は無さそうですが課題も出て来ました。

写真だと分かり辛いですが机の上に置いたら結構威圧感があります。
一応倒れて来ないように棚の下に楔的なスペーサーを入れてありますが、
それでもちょっと不安です。転倒対策を考えないといけなさそうです。

次に、これは穴開け精度と横棒のたわみの問題ですが
上手く2本の棒に上に瓶が乗ってくれず
壁に寄り掛かっている物もあるので、精神衛生上あまり宜しくありません。
コストの関係で付けませんでしたがやっぱり背板は必要そうです。

あとは横棒のたわみがどれだけ出るかという事。
1列に瓶を満載したら結構な重さになります。
φ5.5と太めな棒でしたがプラスチックですのでいづれたわんで来ると思っています。
真ん中くらいに支え板を足してやる必要が出そうです。

まぁ今の状態で使えない事はないので、

とりあえずしばらくこのまま使ってみようと思っています。

製作スキルが極端に低いせいで品質は最低ですし、
実際に使ってみると改良しないといけない部分もいっぱいありますが、
とりあえずは満足のいく塗料の置き場を作る事が出来ました。

 

感無量です。