2023年初物【CARTEN M210R】 | andewmaのブログ

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涅槃で待つ

昨年出場したKAWADA CUPの時、運良くジャンケン大会に勝利し

おこづかいを川田社長から頂いたので

カワダ製品の購入に充てる事にしました。


CARTEN M210R

まぁカワダ製品じゃないとは言えなくもありません。

出た時からずっと気になっていたのですがMシャーシはいっぱいあるので
どうにもフンギリが付かずにいました。
しかし今後のロットは大幅に値上げになるしM4もBD7miniも結構長い間遊んだので
2023年のメインマシンとして購入する事にしました。

そしてM210を手にしたらやりたかった事が。
それは例のウワサの真相。

“CARTEN M210はHPI PRO4のギアボックスを流用している説”

HPIのPRO4は2003年に発売されたマシンで今年でちょうど20周年という事になります。

M210が出た時からギアボックスが良く似ているなぁと思っていたのですが
とうとう実際に比べて見る時が来ました。


と言ってもウチにはPRO4本体はありません。
が、PRO4の駆動系をそのまま流用した“ひろさか LaLa”という車があるので
それと比べる事にしました。


左HPI 右CARTEN
確かに良く似ていますがトップケースは別物である事が見てすぐ分かります。
シャシーへの取付穴ピッチは一緒だったので載せる事は出来ます。


アッパーケースをひっくり返したところ。
ボトムケースに止めるためのねじ穴は同一寸法でしたので
ボトムはHPI、トップはCARTENという事も出来ます(使えるとは言っていない、後述)


ダンパーステーを取り付ける穴の寸法は異なっているのでステー流用は出来ません。

あとはスタビライザーの取り付け方が違います。


そしてこの写真
カーテンのボトムにHPIのトップを被せてみたもの。
写真右側がドライブシャフト側です。
横から見た時のデフを受ける穴位置がずれているのが分かります。
CARTENの方が若干(1~2mm)デフが車体中央に寄る事になります。


デフ自体とベベルギア・ドライブシャフトカップあたりは流用出来そうですが
デフの横方向のガタ量が全然違いました(どっちが緩かったかは忘れました)
互換性は△といった感じです。

結論としては「参考にして設計しているようだが完全互換ではない」
という感じです。
ギアボックスASSYごと交換してしまえばデフの前後位置は変わりますが
取付出来ない事は無さそうです。
ですがその恩恵を得るのは熱心なPRO4ユーザーか
もしくはPRO4の部品が余っているM210ユーザーくらいなものでしょう。
交換する事にあまり意味は無さそうです。

続いてモーターマウント。


もうシャーシへの取付穴からして違いますから互換性はありません。

(写真だけだと穴が見えにくかったので白くしました)
ちなみにHPIはドライブシャフトの下2か所で止めるタイプ。
CARTENはドライブシャフト直下1点とモーターの外側1点の2点止め。
設計思想が僕には分かりませんがロールバランス的にはHPIタイプの方が良い気がするのですが…

また、シャフトドライブを押さえる凹形状のパーツがあるのですが

これもそれぞれ独自の形状なので互換性はありません。

その他、サスブロックやドライブシャフトくらいは流用出来そうでしたが未確認です。

長年の疑問がひとつ解決してスッキリしましたが、
逆になぜ少しだけ手を加えたのかモヤモヤします。
流用に至った経緯も良く分かりません。これは永遠に謎のままかな…

 

ちなみにABCホビーのジェネティックには

アソシのTC3とギアボックスの互換性があるという噂もあるのですが…

 

さぁ、早く組もう。