引き続きDAYZのナイトレース、ダブルエントリーの二つ目は12GT、M300GT2のクラスです。
前回うっかり快走してしまったら「ボディがインチキ」とヒドい言われようだったので、
今回は文句の付けようが無い純カワダ製ボディを使用しました。
搭載には工夫が必要(4mmハブ+サスアーム1mmオフセット)ですがとても可愛いです。
走りはあまり可愛くありません。
練習中にじっと観察していたのですが、ストレートでもボディがカタカタ暴れている。
どうやらフロントが全く抑えられていないようです。
前回GTウイングを付けたら強烈に曲がらなくなった理由はこれだったようです。
前回はウイング関係だけで変化を見ていたので、
今回はスプリングを変えつつ具合の良い所を探します。
キット付属は“青”が入っていて、これがとても良い塩梅なのですが、
そこから一段硬い“白”と逆に一段柔らかい“オレンジ”、この3種を行ったり来たりさせます。
ピッチングダンパーのバネもとっかえひっかえ試してみます。
工具箱の中には(たぶん)タミヤのバネが入っているのでそれを付けてみますが、
結局キット付属のバネに戻りました。
硬すぎず、柔らかすぎず絶妙です。
この車、セッティングポイントが少ないのが魅力のひとつでもありますが、
いじる所が少ないというのはその分、“自分好みに細かく調整するのが難しい”という事でもあります。
「もうちょっとこうしたいんだよなぁ~」
という微妙な部分を自分の好みにまで寄せきれないので、常に「まぁこんなもんか」
と思う気持ちが大切で、車の包容力が高い分、人間の側にも寛容さが求められるという、
ラジコンが楽しくなるだけでなく情操教育にも役立ちそうなマシンです。
知育玩具みたいになってきた。。。
で、そんな人間性の向上にも役立ちそうなM300GT2を使った12GTクラスですが、
今回は“川田模型の最終兵器”“助っ人外国人”“紫男”など色々なあだ名を持つ、
自称“今年はラジコンニート”の「清水くん」が久々の登場。
案の定、誰も太刀打ち出来ない… ラジコン上手いな!
レースは異次元のスピードでブッチギる清水さんを除いては全体的にあまり差が出なくなってきました。
彼を除けば全体でのラップタイム差は0.2~3秒程度ですから、ミスしたら負けという、
人間力の勝負の要素が非常に多くて緊張します。
魂が抜けてしまったイノちゃんさんはだいぶ辛そうでしたが追撃をかわしてなんとか2位をゲットしました。
僕のようにセッティングなどは「こんなもんで良いか」なズボラ者も受け入れてくれる懐の広さと、
おかしな事をやると走りがキチンと破綻するというシビアな部分も持ち合わせているこの車、
お世辞抜きにラジコンが楽しくなります。
まだまだやりたい事がたくさんある車です。