大奥 (NHK) シーズン1 シーズン2 | 映画と私

大奥 (NHK) シーズン1 シーズン2

昨年観たドラマの備忘録。

地上波ではなかなか面白いのって少ないが、

大奥があってくれてよかったなあと

つくづく思う。


シーズン1

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、日本の社会構造は激変した。江戸城でも3代将軍家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は希少な男子を囲い、男の世界が築かれていくのであった。


吉宗を演じる冨永愛がいい。

演技上手くないイメージだった福士蒼汰が上手くなってる!関西弁もはまってた。


全話みて、二回泣いたなあ。

家光、女将軍になることになった苦しみ、

お万の方が女装し、登場するところはめっちゃ泣けた。

そして、綱吉。強くなければならないと

色を好み、やけになってるようにも思える日々。

右衛門佐がその苦しみを受け止める。

将軍であること、女であること、子を産むこと

葛藤がありすぎて、

そこにいつも寄り添う男の優しさ。

それがグッときた。

三浦透子も良かったし、達者な人たちが

支えてるので、安心してみてられる。

冨永愛がみっけもの。これから役者として活躍していくんだろうなと思った。

斉藤由貴、堀田真由、仲里依紗、山本耕史

いい仕事してる。




シーズン2


8代将軍・徳川吉宗の死よりおよそ20年後。彼女の遺志を引き継いだ若き医師たちは、理不尽な権力・悪にも抗いながら謎の疫病『赤面疱瘡』撲滅の道を地道に切り拓いていく。その結果、男子の数は増え始め、ついには150年ぶりに男将軍が誕生するまでの世へと紡がれていった。しかし、世の舵を男が取るようになってから、世は再び乱れ始め、女将軍が復活していく。そして―開国、攘夷、大政奉還、江戸城無血開城-と時代は大きく突き進んでいき、徳川という時代の幕引き、ついには大奥の終焉を迎えていくのであった。




あー、面白かった!

瀧山!生きてた!

シーズン1から引き続き、

シーズン2も全話素晴らしい。

全部濃すぎて、その時その時の

登場人物に心奪われる。

岸井ゆきの出てきてから、

もう仲間由紀恵忘れそうになってた笑


それぞれの将軍にそれぞれの背景、葛藤があり、周りの人たちの支え、愛で繋がってきた。その大きな役割を果たしたのが大奥だった。


男女逆を抜きにしても史実とは

異なるところも多いのかもしれないが、

こんなふうにまとめてくれたら、

文句言えない。

よしながふみの原作を

うまくいかす森下桂子の脚本がいいんだろうな。

ほんと、あんまり好きじゃなかった福士蒼汰がめっちゃよかったな。シーズン2でも出てきた時はおー!となった。

見直した。

素晴らしいキャスティングと素晴らしい脚本!