ヨーヨー | 映画と私

ヨーヨー

ジャック・タチ作品のポスターを手がけたイラストレーターで、映画監督や俳優としても活躍したフランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックスが監督・脚本・主演を務めた長編第2作。

世界恐慌で破産した大富豪は、元恋人であるサーカスの曲馬師と再会し、その存在を知らなかった幼い息子と3人で地方巡業の旅に出る。やがて成長した息子はヨーヨーという人気クラウンになり、第2次世界大戦が終わると、かつて父が暮らしていた城を再建するべく奔走する。空中ブランコ乗りのイゾリーナに恋したヨーヨーは、興行プロデューサーとして成功するが……
世界恐慌までを字幕付きのサイレントで、その後をトーキーで描く。

(映画.com)


サイレントからトーキー、テレビへと、

映画の中で表現してて面白い。

無声映画部分の効果音も面白い。


裕福な男が、無一文になるも、

別れた恋人と自分の子供ヨーヨーに再会し、

サーカスをして暮らすってのがいいなあ。


ヨーヨーが大人になり、テレビでスターになったものの、両親はそんなヨーヨーを快く思ってないよう。

ヨーヨーも、最後はその理由に気付き象に乗って去っていくのがいい。


ヨーヨーが父の豪邸に固執してしまったのも、生まれながらサーカスで育ち、自分の家がなかったからかな。

でも、自分の家は家族といてこそ。


全て計算されて、全く無駄がないかんじが

気持ちいい。

キートンとジャック・タチが合わさったようなかんじで面白かった。