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味の薬味は窓辺の紅葉
俺の潜伏先は、奥羽山麓の谷間にある。
時々お遊び?にパトが来てドキッとするけど、晩秋の季節。広葉樹の様々な色彩を味わう事ができる。
ここ数ヶ月蕎麦屋のバイトをしているのだが、何度やっても思うようにいかないのだ。と言うよりも、最後は上手く仕上げる(誤魔化して)のだが、その過程の創作造型が面白くないのである。
このところ体調が悪い為か、何をやっても不満足だ!山の中にばかり篭っていると、ネオンストレスが蓄積するのかも知れない。こうなりゃ夜遊びをするしか無いのかなとばかりに、昨夜は御乱狂三昧!

蕎麦好きには堪えられない新蕎麦の季節。
何故新蕎麦が旨いのかと言えば、保水分があるので茹でる時間は20秒。そのブン蕎麦の香りがしっかり残ります。そして蕎麦の色です。玄蕎麦を丸抜きすると薄い黄緑色の甘皮があります。是を大事に石臼でゆっくりと挽き上げると、ペールモーニンググリーン(淡い黄緑)となります。是をたっぷりな純水で茹で上げると、色鮮やかな晩秋香り蕎麦になります。ただ、大型の石臼を毎分20回転以下で挽かなければなりません。何故なら、上下の石圧で熱を帯びてしまうからです。蕎麦粉の香り成分は、温度上昇と共に焼けてしまうんです。でも、歩留まりが悪いから、殆どの蕎麦屋ではやってはいません!俺ができるのは、会社に内緒で自分が使用するだけこっそり挽いてしまうからです。もし見つかったらクビだね!是がホントの焼け蕎麦?