
福島県土湯温泉から、更に森の中に分け入った所にある不動湯温泉。
大正時代の建物で、凄く風情のある一軒宿だった。最初は、不動滝?と間違って迷い込んだのだが、女将さんと立ち話をする内に風呂に入ることになったのだ。上がり口に靴を脱ぎ捨てて、暫く振りに板廊下を歩いた。風呂場に行くには、キシミ音が烈しい階段をおりていくことになる。その階段が又、大変急な上に長いのだ!何と1001段もある。降りるときには足元も軽いが、風呂上りのダルイ体を動かすのには参りましたよ!中間地点には、お休み場のイスがある。
写真撮影を終えて番部屋で又話し始めたら、<露天風呂に入ってきたの?>
一番下のヒノキ風呂に入ってきましたよ。 <何言ってんのよあんた!露天風呂って言ったら、天井が無いトコでしょ!もっと下の谷底まで降りていかなきゃダメじゃないの!>と、怒られました!!ヨォ~し。こうなりゃ行くしかねぇでネェの!ザックを部屋に置いたまま、長靴を借りて再度階段を降りていきました。有りました!アリマシタ。ホントにほんと、谷底に小さな湯船が。少し温めだったが、確かに屋根はアリマセンデシタ。
此処で話は終わらない。
写真撮影をするには、渓流を越えて向かい側の高台に上がらなければならないのだ。
もちろんセルフシャッターでは、入浴シーンは間に合わない。いろいろと苦心しながらも終了した。泥だらけになったので、サイド風呂の中に。いざ上がろうとした時、女の人の話し声がした。ヤバイ!此処はホントの露天風呂だ。隠す場所?は、何にも無いのだ。そうなんです!俺のパンツを脱ぎ捨てた場所で待っているから、上がろうにも上がれないのです。見るからに40代の女性が二人。最後はヤケクソで、上がっていったら、急がせてごめんなさいね!だと。いい根性してます!!
三たび地獄の階段を上がりきり、またまた女将さんと昔話。
話し好きな女将さんなのかお人好しなのか、今度は中々帰るタイミングが取れません。
2時間も過ぎただろうか、お客さんの到来でようやく帰路に着きました。いろいろと面白かったけど、まさしく秘湯そのものでした。是非、福島土湯のお泊りは不動湯温泉お願いします。あぁ~!これで女将さんとの約束が果たせます。
<福島県土湯温泉町字大笹>不動湯
アクセス:JR東北新幹線福島駅→土湯温泉行きバス