塚本拓弥/ダスティ・ウエストブルック,ハット

ご来場ありがとうございました。
無事、港に到着し下船いたしました。
今回の航海も非常に刺激的なものでした。
日頃から西田さんには
「ハゲ始めている」「ハゲかけている」「抜きん出ている」
「抜けているから、俺にはもう抜けない」など
あくまで事実無根な雑言を受けているわけですが。
FANTASISTA 舞台リハ中。
壊れた舞台装置を見て平和祭メンバーが呆然とするシーン。
8時間を超えるリハで疲れも極限に至った男から
大音量マイクで伝えられる衝撃の一言。
「おいハゲッ!邪魔!目障りッ!」
…これでも一つ年上ですよ。
舞台ツラではあるけれど、上手袖付近で佐久間さんと「立ち尽くす」芝居をしていただけですよ。
そんな事を思いながら、進行を妨げても気分を害してもいけないので、
「すみませんッ」と叫びつつ慌てて生え際付近を隠しました。
僕と佐久間さんの。
ふと舞台奥を振り返ると、これまた慌てて、申し訳なさそうに
頭にバンダナを巻いている竹内諒太 (スキンヘッド)の姿が。
気まずい空気と、気遣いの笑い声に包まれた瞬間でありました。
そして、「ウィリー」を本気で憎いと思った瞬間でした。
役作りの手助けありがとう、くそ船長。
もうアンドレさんは次の港に出航しちまいましたね。
なんだか今までよりも、広く明るい航路が伸びているような気がします。
ワーキャー言いながらザブザブと進んで行く船の「とも」をしばらく眺めていようと思います。
またあの船に一時乗船出来る日を心待ちにしながら。
改めまして、ありがとうございました。
素直に言おうか…
なんとかジェット機で先回りできねーもんかな…。