親の離婚は珍しい話ではなくなってきた昨今。


子供の記憶に悲しいことが残らないうちに、とか
子供の手が離れてから、とか
やむを得ず引っ越しや転校を伴ったりも


とにかく家庭毎に色んな葛藤や迷いや決断があるけれど、子供を持つ親としては、少なからず

"子供の成長や幸せを考えた上で"

離婚が選択されるという点では
今も昔も変わらない思う。




私が小学生の当時はまだ、離婚家庭は珍しく
親の離婚を隠している子もいたし、その為に苗字を変えていない人も珍しくなかった。


家庭に不和のある子は、
好奇な目の対象だった時代。



実際、仲のいい友達は父親が単身赴任でほぼ家におらず、自身が成人してから実は離婚していたと知らされ驚いたと言っていた。



我が家はというと、母親はずっと前から悩んでいたのかもしれないが、子供の私が離婚の兆しを感じたのは小学3年生の頃から。



周りの同級生に親の不仲を相談したところで、
当たり前だが誰も理解できないし信じてくれない。


自分の生まれ育った家庭が、いわゆる皆の"普通"とどのくらいずれているのかも、当然わからない。



(お父さんとお母さんが離婚したら、家族バラバラに暮らすのかな?私はお母さんと暮らしたいな。お母さんと兄姉との生活になったら、遊びに行く時、ビクビクしなくていいんだろうな)




いつか現実になるかもしれない離婚について、私は全く不安やネガティブな感情を持っていなかった。



怒号の聞こえない毎日
家族が誰も殴られない毎日

離婚=自由!!




両親はこの2年ほど後、私が5年生になってすぐに離婚した。


兄も姉も、親の離婚に対して全く同じ感情だった事を、後から知った。