お酒の紹介の続きです。
お酒の紹介の後に、お約束通り、ちょっとした豆知識も載せています。
大したものではありませんが(^^;;;
【前回までの記事】
残り2種類の純米酒です。こちらは山廃ではなく速醸です。
(5)17BY 純米 日本酒度:+15 酸度:1.7
冷や:色は薄山吹と山吹の中間位。
香りはもう分からず。非常になめらかな口当たりなんだけど、若干薄くて水っぽい
印象を受けた。(4)も水っぽく感じたが、(1)~(3)の酸度の高いお酒に舌が慣れてしまっ
た為だろうか?
味の方は、ヒネが上手い具合に効いて、甘露味を呈している。酸味は若干弱い。
燗(55℃):ふんわりとやさしい香りが立つ様になった。味わいが広がり、旨味がました。
まずまず旨い。
(6)15BY 純米 日本酒度:+16 酸度:1.6
冷や:色は薄山吹。明確なヒネ香あり。
口当たりは優しいが、(5)よりもより薄い感じでインパクトが弱い。
ちょっとイマイチな感じ。飲む順番にもよるかもしれませんが、ちょっと可哀想かな?
燗(温度失念):香ばしい香りが美味しそう。冷やよりも爽やかな酒になった。
ただ、やっぱり印象が弱い。
以上、6種類の感想です。
(5)(6)の熟成酒にはかなり期待をしていたのですが、結果的には(1)~(4)の山廃造りの酒の
方が評価が高くなりました。山廃と速醸の造りの違いが大きいのでしょうか?
今回飲んだ中では、(3)が秀逸でした。
普段はほとんど数値を気にしながら飲むことはないのですが、今回はしっかりと意識して
飲んだため、色々と気付くところもあり、良い勉強になりました。
この機会を作ってくれた、湘南ワールドさん、寺田副杜氏には感謝です。
ありがとうございました!
さて、お約束の豆知識です。
その1:酸度の0.1の違いって、どの程度のものなのか?
寺田さんに教えて頂きました。距離で例えると、100mや200mの違いではなく、
1km~2kmの違いだそうです。分かったような分からないような(^^;;;
要するに、0.1違うだけで、体感的にはかなり差があるよと言うことです。
今回飲んだお酒では、最高2.2、最低1.5で、0.7の差がありますが、距離に例えると、
7km~14kmの差があることになります。この違いは、走ろうと思ったら大変ですね!
酸度については、ちょっと興味を持ったので、そのうちもう少し詳しい記事を書いて
みようかと思っています。
その2:日本酒を造るのに必要なものの目安
その1だけではなんですので、平成23年2月にいづみ橋の蔵開きの時に教えてもらった
ことを。
いづみ橋の純米酒のひと仕込みに必要なもののおおよその目安です。
田んぼ:5反(1500坪)
白米:1300Kg
水:1800リットル
麹菌:200g
酵母菌:30ml
乳酸(速醸の場合のみ):500ml
参考になりますか?
今回の旨い酒の会の報告は以上です。
それではまた