先日、平塚旨い酒の会メンバーのOさんが長野で大信州のパーティーに参加。
途中、須坂・遠藤酒蔵(渓流)と小布施の蔵の本松葉屋(本吉野川・北信流)にも寄ってみるとの
ことで、いい酒があったら1本購入をお願いしました。

そして買ってきていただいたのがこのお酒です。


「北信流」純米吟醸生
            長野県上高井郡小布施町 株式会社松葉屋本店  \1,350/720ml

小布施で江戸時代中期からお酒造りを続けている松葉屋本店さんが醸すお酒です。
現蔵元で14代目になるそうです。「本吉野川」「北信流」の2銘柄を醸しています。

明治時代以前は、「吉野川」の銘で出していましたが、明治時代に商標登録制度が出来た際に、
他の蔵に「吉野川」を先に登録されてしまい、「本吉野川」としたそうです。
「北信流」は、1997年頃に蔵元が全国展開する際に考案した銘柄とのこと。

北信流とは、北信地方でお酒の席で行われる「中締めの儀式」の事だそう。
真田十万石の城下町松代藩で行われていた酒の席での儀式をルーツとしているそうで、松代藩へ
お酒を納めていた松葉屋のお酒でこの儀式が行われていたであろうことから、「北信流」を酒銘
としたそうです。

    ※北信流に興味がある方はこちら↓

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口開けしたてでちょっと味見をしてみたら、旅に揺られて疲れたせいか? かなり固く、開いて
いなかったので、一週間程冷蔵庫で寝かせてから飲みました。

冷温とぬる燗で。

冷温:ほんのり甘い吟醸香が感じられます。口に含むと優しい甘味と爽やかな酸味、程良い旨味
        がふわっと広がり、こいつは旨い!!!
        スルスルと杯が進みます。常温になるに連れ旨味は更にふくらみ、思わず「うめぇ~」と声が
        出ます。

ぬる燗:米の香りがふんわりと。甘味のあとにわずかに苦味が出て、酸もよりシャープになり、
        辛く感じる。この感じも良いが、冷やの方が秀逸。

ラベルにはお米の銘柄は書いてありませんが、美山錦でしょうか???
とにかくスルスルと飲めてしまう旨いお酒ででした。かなりオススメです。

Oさん、ありがとうございました!!!  大変美味しくいただきました(^.^)

ところで、ここの酒蔵は面白い試みをやっているので紹介しておきます。

その試みとは、「生酒をビンのまま常温、しかも比較的暖かい場所で長期熟成させる」というもの
です。

毎年、720mlビンで100本程度行っているとか。
とても美味しく熟成するのだそうです。飲んでみたいですね!

それではまたパー