最近、

パーソナルカラーやら骨格診断やら、

ファッションやヘアメイク界隈では「似合う」や「垢抜け」が流行っているように思います。

 

で。

私、バレエにも「似合う」と「垢抜け」ってあると思っています。

 

もちろん、

アンデオールが出来ている

引きあがっている

つま先や膝を伸ばせる

などなど、基本的な部分はすっっっっっごく大事なんです。

 

でも、

それってファッションやヘアメイクで言うなら、

高身長で9頭身で痩せている身体

毛穴一つない肌

オシャレな雰囲気のある顔立ち

とか、そういうことになっちゃう。

 

まずは「そこ」を用意しないと「似合っていて垢抜けたおしゃれ」に近づけないなら、

人類の99%は無理です。

でも実際は、背が低くて太っていても「垢抜けてる」っていう人は結構お見掛けします。

肌がキレイってわけじゃないんだけど、雰囲気のある人もいます。

似合っている服やヘアメイクで、「雰囲気」を作れているんだと思います。

 

そりゃ、冨永愛さんと並んだらすごく見劣りするでしょうけど、

一般人としては十分だな、と。

 

これはバレエでも同じで、

「小野絢子さんと並んだらすごく見劣りするでしょうけど、

一般人としては十分」

な感じで垢抜けたい!!

 

と、いうわけで、

基礎の部分はとりあえず「自分のMAX頑張る!!」という前提ものと、

バレエ的「似合う」と「垢抜け」を考察してみたいと思います。

 

 

昔憧れだった先輩 

 

私が高校生の頃の先輩なんですが、すっごく「おしゃれ」に踊る先輩がいまして。

正直、諸々の身体条件的に「プロにはなれない」と、当時の私でも分かる感じの方で、

もちろんご本人もそれは重々承知だったと思います。

が、セミプロとして活躍なさっていました。

 

何と言うか、踊り方が「おしゃれ」で。

ポーズ一つ一つを

「はっきり」「くっきり」

見せるタイプの踊り方で、すごく好きでした。

音の取り方も、細かく「パッと」取る方で、

瞬間瞬間にはっとするような爽やかさがあって素敵だったんです。

 

実は私もマネしていたことがあるんですけど、

私には合わなかったようで、先生に「やめて」と言われて速攻やめました・笑

因みに、同じ先生に習っていましたが、先輩は注意されていなかったので、

「私がやると変」なんだろうな、と理解してます。。。

 

これが、踊り方が「似合って」いて「垢抜けてる」ってことなんだろうな、と。

 

 

自分の「垢抜け」スタイル 

 

これは、実際に自分の踊りを「映像で」見て判断するしかありません泣き笑い

鏡ではダメ。

本当は、言ってくれる先生に師事できると一番なんですけどね。

正直、ご自分のスタイルを教える先生は沢山いても、

「私に合った」スタイルまで教えて下さる先生はあんまりいないので、、、

 

なので、傷に塩を塗る覚悟で、自分の舞台映像を何度も見てみる。

と、自分の動きの特徴が分かると思います。

 

踊りではなく、動きです。

 

肘が柔らかく動いちゃうんだな、とか。

体幹が固くてあんまり動かないんだな、とか。

何か「なよなよ」した女っぽい動きなのか、

くっきりした男性的な動きなのか。

堂々として、ゆったり感がある動きか、

若々しく弾けるような動きか。

 

全体の印象も大事かな、と。

白鳥が似合うか、黒鳥が似合うか。

スペインかアラビアか。

オーロラかジゼルか。

リラの精か赤ずきんか。

キューピッドか森の女王か。

舞台上で踊っている自分は、「どっちっぽい」か。

 

これは、ファッションと同じで、

「好き」が「似合う」とは限らない魂が抜ける

 

まぁ、本来は役によって変えられなきゃダメでしょうけど、

それはプロの話。

 

私は普段のレッスンで「垢抜けた素人」になりたいので、、、

取り敢えず自分の「最も垢抜けた得意な状態」を保つようにしております。

 

何かすっごく長くなったので、また続きます。