フィレンツェの名物、それは「ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ」であ~る。
端的にいうと、「フィレンツェ風牛ステーキ」。

これはね、ボリュームが半端じゃないよ。
まず牛肉だ。
真ん中に骨がTの字に入ってる、厚みは3cmはあるな。
出てきた時、すご~いというよりもマジ?って感じだったもん。
2人分1kgからって言われて3人でメインとして取ったんだけど、キツイよこの量は。
そりゃ前菜も食べたしスープも飲んだけどさ。
普通のステーキと違うのは、その量もさることながら焼き方。
フライパンじゃなくて網の上で焼くのです。
だから見た目は茶色というより黒っぽい。
油分が飛んで食べやすいんだけどね。

中は超レア!外の焼き目からは想像できない。
赤いの、生なの。
レアは嫌いじゃないけど、ちょっぴり噛みきりにくい。
分厚いという物理的な条件も揃ってるからかな。
肉食べたぞ~って気分になること請け合い。
く、苦しいですぅ。

ここでmotoは1つ疑問がある。
手前の方の肉を食べていたから、骨で分かれているどちらか一方を取っていたのでは?
帰国してから言われて気づいた。
ヒレとサーロインの両方が楽しめるんだよねって。
はっ!
一体どちらを、いや両方を食べていたのか?
そしてその味の違いは。。。
自分が味覚音痴でなかろうかと真剣に考えた。

ちなみにmotoが食べた店は、とってもチャキチャキしたマンマがいるのです。
全てのテーブルに目を配る、とても心配りの細かい女性。
目が合うと、「おいしい?」「何かいる?」って聞いてくれる。
帰り際にマンマとすれ違った時、どちらからともなく頬を寄せ合ってキスをした。
ねぇマンマ、おいしかったってmotoの気持ち伝わったかな。