初めて中国の病院 病院 に行きました。

 

これまで、風邪がどんなにひどくなっても、下痢や嘔吐がひどくても

自分で薬 くすり箱。 薬瓶 を飲んで治していました。

 

というのも、

中国の病院のシステムはとても面倒で時間がかかると聞いていたからです。

悪い症状が更に悪化するぐらい待たされたり、

病院の中をあちこち行かされたりする……と聞いていました。

 

 

今回は突然左腕の付け根というか肩 肩 あたりが痛くなり

しかも、だんだんひどくなって……

服も着られない、腕も上がらない、

身体が歪んでまっすぐにならない。

ちょっと腕を回そうとすると激痛 痛い

頭も痛くなってきて、どうしようもなくなってしまったのです。

 

日本語科の先生が心配してくださって

病院を教えてくださったり何を持って行ったらいいか教えてくださったりしました。

 

行ったのは、

昆明医科大学第一附属医院(云大医院)

とても大きな病院です。

 

 

 

病院は初めてなので、

今度4年生になる優しい男の子二人が一緒に行ってくれました。

 

まず门诊辅楼の窓口に並んでから、

パスポートを見せて挂号费0.5元と诊查费を5元支払って(全部で6元だった?)冊子をもらいます。

これがカルテ代わりでしょうか、自分でずっと管理して、診療を受けるときに持っていきます。

「医疗门诊收费票据」というのも渡されて、

これにどこで診察を受けるのか書いてあります。

 

「门诊3楼B区」と書いてあるので、3階の运医学科の医師のもとへ。

診察室の外で待っていると、

いつまでたっても順番がきそうにありません。

 

中をのぞくと診察を受けている人の側に列列 列ができています。

つまり、一人ひとり診察室に入っていくのではなく

診察を受けている人の椅子のすぐそばから順番待ちの人たちが並んでいるのです。

プライバシーなんか何もありませんね。

 

それで、私もその列に並んで診てもらいました。

検査を二つ受けて来るように言われて、印刷した紙を2枚渡されました。

 

まず、検査料を支払います。

检查费(磁共振检查/MRT)  500元

检查费(X光线)             60元  

疗费                  25.5元

 

それから、レントゲン室のある棟へ行ってレントゲンを撮って

レントゲン写真は30分後にバーコードを読み取る自動の機械で受け取りました。

これは画期的! 診断結果が書いてある紙も一緒に出てきます。

 

次に磁共振检查(MRI)のある医学影像楼へ行ったら、

今日の検査はできず、明後日の検査の予約票を渡されました。

 

日本でも、MRIの検査は大病院で予約しないとできないので、

これは当たり前かもしれません。

 

再び3階の医師のもとへ行くと

MRIの検査がまだだから診断できないと言われ、処方箋だけもらいました。

 

先に3階で薬代を払ってから1階で薬を受け取ります。

・西药费(洛索洛芬纳片 Loxoprofen Sodium Tablets) 26元  消炎鎮痛剤 ロクソニン

 日本の薬を処方してくださったようです。

・中成药费 (痛舒胶囊)   2盒    73元     云南白药の中薬で、三七なども入っています。

 

 

 

 

磁共振检查(MRI)の日になりました。

造影剤(カドリニウム剤 钆对比剂)を使うから

「钆对比剂使用患者知情同意书」にサインしてくださいと書いてあるのでドキドキしていたら

造影剤は使わず、そのまま検査。

 

 

1階に、例のバーコードを読み取る自動の機械が並んでいるので

いつ受け取れるのかな…と思っていたら

24時間後……また、明日来なければはなりません。

日本でも、MRIの検査結果がわかるには時間がかかるようなので、しかたがないですね。

 

 

明くる日、また二人の男の子たちもついてきてくれました。

もう私ひとりで大丈夫だと言ったんだけれど、二人とも心配して来てくれました。

 

まず、磁共振检查(MRI)の結果が自動で出て来る機械の所へ行きました。

 

この機械に、フィルムを入れる袋に貼ってあるバーコードを読み取らせます。

1分ぐらい待つと、大きいフィルムと診断結果(医学影像学报告单)が出てきます。

これはすごい!

 

 

 

それを持って、また3階のお医者さんの所へ。

どうも左肩の健のところに裂傷があるようで、

左肩甲骨の三角嚢のあたりにも異常があるようです。

 

 

注射と飲み薬で治療するということです。

電子カルテということなのでしょうか

お医者さんはパソコン画面に向かっています。

私の手元の冊子には何も記入されません。

 

処方箋をもらって

代金627元を支払ってからまた1階の薬局へ。

飲み薬の他に注射液なども受け取りました。

 

 

また、3階のお医者さんの所に行ってしばらく待つと、

処置室のような部屋に案内されて

お医者さんが肩の痛みがある所へ注射を2本打ってくださいました。

「これは、日本の製薬会社が作った薬だからね。」と言いながら。

 

しばらくすると、腕がよく動くようになってきました。

すごい!!

よかった音符 助かりました。

 

「薬を飲んで様子をみて、それでも痛いようだったらまた来なさい。」

とおっしゃてから、忙しいお医者さんは大勢の患者さんの列の中へ戻って行かれました。

 

 

3日もつきあってくれた優しい男子学生二人も

大学まで送ってくれて

「先生、腕が動くようになってよかったね。さようなら。」

と、明るくさわやかに去っていきました。

 

ありがとうハート 本当に助かったよニコニコ