北京時間、朝5時にカシュガル駅に着いたらもちろん真っ暗。

予約しているホテルほてるに荷物を預けに行こうと思ったら…

「外国人は泊められない」と言って、

どうしても泊めてくれそうにありません。

新疆はどうも外国人拒否が多いようです。

 

しかたなくキャンセルして、困っていたら

シンガポール人女性女の子4と、〇〇スタンから来た

(〇〇はよく聞き取れなかったが、聞き返す元気もなかった)

という若い男性男性が側に来て、なんとなくいっしょに夜が明けるのを待っていました。

 

シンガポール人女性は浙江师范大学で英語を教えていて、私とちょうど同じ歳。

カラクリ湖に行く1日ツアーを予約しているという話をしたら、

いっしょに行きたいというので、集合場所まで路線バスバスで行くことにしました。

8時半ごろやっと路線バスの始発が来ました。

 

カラクリ湖に行く1日ツアーは今日は満員なので、彼女は明日行くことになり

泊めてくれるユースホステルを彼女がさがして連絡してくれるということになりました。

 

それで私は安心してツアーに出かけます。

 

ガイドさんは若い女性レディですが、

「今から行くところは海抜3,800mの所だけれど、大丈夫?」と

とても心配してくれます。

どうも私が一番年齢が上のようです。

 

途中のお店でベーグルがおいしそうだったので買ってみました。

底に石が張り付いています。

石窯で焼いているのがよくわかりますね。

 

 

 

こんな景色の中を行きます。

 

 

 

ここは国境に近いので「盖孜边境检查站」という所で許可を受けます。

中国人は身分証明書を、外国人はパスポートを持って並びます。

すると、朝いっしょにパンをかじりながら夜明けを待った〇〇スタンの男性がいます。

手を大きく振って呼ぶと、向こうもとっても喜んで手を振ってくれました。

 

 

 

 

白沙湖、白沙山

高度が上がると寒くなります。特に今日は曇っているので。

 

 

 

 

 

 

カラクリ湖

 

 

 

和田の玉石?を売っています。

私には石やプラスチックにしか見えないんだけれど…

 

 

 

馬やラクダなどの動物に乗れます。

 

 

 

こんなのまでいますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中の休憩所で健康茶を売っていました。

日本語を勉強中の女の子がとてもおもしろい。

いろいろ紹介してくれます。

 

野西瓜

 

 

昆仑雪菊

 

 

イラン産の藏红花。美容と健康にとてもいいそうですが、高いよね。

 

 

 

 

 

老城(オールドタウン)にあるユースホステルに泊まれることになりました。

ここは、道路に車がめったに入ってこないので、子供たちにとってはいい遊び場です。

子供たちは人なつこくてかわいいハート

 

 

 

 

 

 

なんとなくイタリア料理のパスタみたいでおいしかった。

シシカバブもおいしいハート

 

 

 

近くの公園のレストランは外国人でいっぱい。

 

 

 

 

 

北京時間の夜10時半頃。まだ明るいので子供たちが遊んでいます。

 

 

 

 

朝ご飯に羊のスープ。

ウイグル族の人たちはとてもおいしそうに平らげていますが……。

羊の内臓が入ってるみたい。

 

安徽省から来た夫婦が、ベーグルを入れて食べていました。

「食べ慣れないのなら食べなくていいよ。」と言ってくれたので

残すことにしました。

 

 

 

 

北京時間の朝8時は、昨日の賑やかな公園も通りもがらんとしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝9時。エディガール寺院もまだ開館していません。

 

 

 

 

悲劇の王妃、香妃の墓に行ってみることにしました。

道端にこんな鉢植えが並んでいます。

あ、実がついてる。

 

 

 

このおじさんのきれいに飾った車にちょっとだけ乗ってみました。

 

 

 

 

 

香妃墓(啊巴克霍加麻扎)

 

香妃伝説

(主な伝説だけでも3種類あるのですが)

中国、清王朝が最も栄えた乾隆帝の時代。

香妃はウイグル族の長、ホージャ・ハーンの妃でした。

香妃は、身体からなんともいえない芳香を放つと言われて

(砂ナツメの花を愛していたためだとか、

幼いころから羊のミルクを飲んでいたためだとか、

桃の花を食べていたとか言われていますが…)

その美しさは清王朝にも伝わっていました。

 

夫のホージャ・ハーン軍は清軍により攻め滅ぼされてしまいました。

カシュガルは陥落し、ホージャ・ハーンも戦死しました。

香妃は北京に連れて行かれ

紫禁城で初めて香妃の姿を見た乾隆帝はその美しさに心を奪われ後宮に入れます。

 

香妃に溺れた乾隆帝は政務から遠ざかり

紫禁城の中にウイグル式の宮殿を建て、

トルコ風呂に、羊の乳で入浴させます。

 

一方の香妃は、一族の仇を討とうとしていました。

皇太后は乾隆帝を守ろうと、乾隆帝が出かけているすきに

香妃を呼び、死を賜るように言い、香妃は毒をあおいで亡くなってしまったのです。

 

伝説は謎に満ちていて

中国のテレビドラマでは、ずいぶん話が違っています。

 

肖像画も何種類か残っていますが

(百度の画像から)

 

 

 

 

テレビドラマから

 

 

 

 

 

 

 

 

ここには、ホージャ族72人の墓があり

「大礼拜寺 」「教经堂」「 主墓室」「水池」などがあります。

香妃の伝説が有名なので、一般に香妃墓と呼ばれています。

でも、実際には彼女の骨はここにはないのでは???

 

 

 

 

 

 

 

 

讲经堂

冬は中で、夏は外で行ったのだそうです。

 

 

 

葡萄棚もありました。

 

 

この中にある

加满清真寺(Friday moeque)

 

 

 

外に出ると、パン屋さんがありました。

今からまだ焼いて並べるんでしょうか。

それにしても、この模様は芸術的でおもしろいね。

 

 

 

 

(これは、青島の友達の画像から)

 

 

 

シシカバブ

 

 

 

 

 

カシュガル大バザール

ここはウルムチの大バザールのようにテーマパーク化されていません。

地元の人がたくさん買い物に来ていました。

 

 

 

 

 

 

外にもお店が並んでいます。

 

 

干し肉

 

 

雑穀と香辛料

 

 

丁丁炒面

 

 

 

 

この粽は、そのまま食べるのではなく

 

 

つぶして、平らにして、ちょっぴり甘めのたれをかけて

羊のヨーグルトをその上にかけて食べるんです。

おいしい音符ハート

 

 

 

カシュガル博物館

門が閉まっているので閉館かと思ったら

中から守衛のお兄さんが「見たい?」と聞くから

「とても見たい。」と言ったら、入れてくれました。

2階でパスポート情報などを書いてから入館。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあたりが繁華街のようです。

 

 

 

「原宿」というお店もありました。看板はやはり漢字とウイグル文字で書かれています。

 

 

 

エディガール寺院(艾提尕尔清真寺)

 

老城地区に戻ってきました。

朝、まだ開いていなかったエディガール寺院に入ってみました。

新疆最大のイスラム教寺院です。

中は撮影禁止で、荷物も全部預けます。

経堂、礼拝堂、庭園などを見ました。

 

 

前の広場。

 

 

 

 

老城地区はなんとなく落ち着きます。

楽器屋さんもあります。

 

 

ベーグルもたくさん売っています。

 

 

羊乳ソフトクリーム