西安の渭城区あたりに行ったら王維の詩が思い出されました。

 

陽関や玉門関もずっと行ってみたかった所です。

陽関まで、敦煌市区から南西へ70㎞、車で1時間半ぐらい。

 

 

 

陽関

 

陽関は、丝绸之路(シルクロード)南路の重要な関所です。

玉門間の南にあるので、この名があるそうです。

 

陽関博物館

 

 

 

 

 

 

 

 

王維の詩の石碑があります。

 

渭城朝雨浥軽塵

客舎青青柳色新

勧君更尽一杯酒

西出陽関無故人

 

 

 

 

阳关墩墩山烽燧

陽関跡の烽火台が見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

陽関にまつわる詩を刻んだ石碑が並んでいますが、

「西出陽関無故人」の「無故人」の部分を

「有故人」や「多故人」にしたものもありました。

今の時代は、ここも生活しやすくなっていますからね。

 

 

 

 

敦煌も葡萄の産地です。

朝と夜の寒暖差が大きいほうが甘い葡萄になるようです。

 

 

 

葡萄棚の下で昼食

胡杨(羊)焖饼。あまりの量の多さにびっくり。

 

 

 

 

 

玉門関

 

玉門間は敦煌の市区から北西へ90㎞の所にあります。

まず、ここで展示物を見ます。

 

 

 

班超の銅像が目をひきます。

後漢時代に、西域地域を異民族の侵攻から守った人です。

 

この人の活躍で漢はタクラマカン砂漠を支配下に置き、

インド(仏教を保護したクシャーナ朝時代)と国境を接し、

仏教の本場であるインドから仏教文化が伝えられるようになりました。

また、この仏教文化、仏教芸術は必ず敦煌を通ったようです。

 

 

 

 

外に出ると、玉門関の遺跡が見えてきました。

 

「玉门关」は「小方盘城」とも呼ばれています。

現在の玉門間は後漢時代のものです。

「和田玉(新疆のホータン産の玉石)」を中国へ運び込むの

にここを通ったのでこの名があるそうです。

丝绸之路(シルクロード)北路の重要な関所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雅丹地质公园

奇岩の風景が人気があります。

 

 

 

 

 

孔雀の形をした岩

 

 

葡萄は、この種類が好きだな音符

 

 

枸杞(くこ)の実を売っていました。

 

 

 

 

干した枸杞も敦煌の特産のようです。